大晦日。
今までの人生で、こんなに清々しい気持ちで年越しを迎えた事は無いかもしれない。それは自分が大人になったからなのか、それとも充実した1年だったからなのか、多分その両方なんだろうな。今年は本当にたくさんの役を演じさせてもらった。
女の中にいる他人
スーパーサラリーマン左江内氏
100万円の女たち
デッドストック
伊藤くんA to E
昔話法廷
テミスの剣
新宿セブン
ホリデイラブ
愚行録
3月のライオン
笑う招き猫
あさひなぐ
先生!、、、好きになってもいいですか?
孤狼の血
目撃!にっぽん
怒りをこめてふり返れ
どの役も作品にとって欠かせない存在で。
セリフが与えられず、悔しい思いをしたあの頃。
1日撮影をしてもワンカットもカメラに写らない、自分の役者としての存在意義に迷うこともあったあの頃。
ブツクサと腐って、気づけば嫌なやつになっていた、あの頃。
31歳になって改めて、〝ちゃんと努力し続けること〟の大切さを感じています。
努力は報われる。夢は必ず叶う。
リアリストとロマンティストが同居した僕の思考回路からはそんなシンプルな言葉は出てこない。
綺麗事だけじゃ生きていけない世の中だってことも、重々わかってる。
努力は大抵実を結ばないし、夢を叶えられる人はほんの一握りだ。だけど、
心に光を灯さなきゃ、俺ら簡単に道に迷ってしまうから。
徒労に終わってもいい。何度土を舐めたっていい。
立ち上がり、半歩足を前に出す瞬間だけは、絶対に自分を裏切らない。
できるかできないかじゃなく、やるかやらないか。
可能か不可能かじゃなく、挑むか挑まないか。
その一瞬一瞬の積み重ねが、きっと何かを手に入れる原動力なんだ。
俺はまだ、満足したことがない。
こうやって仕事をさせてもらえることは本当に感謝だし、一つ一つの作品が終わってホッと一息つくことはあるけど、まだ満足も達成感も、感じたことがない。
それは多分、俺の心に灯っている光に、全然届いてないから。
綺麗事だって笑われようとバカにされようと、灯っちまってるんだから仕方ないよね。あとは俺が、あの頃の俺自身に誠意を尽くすために、やるか、やらないか。
来年も、日々感謝を忘れず、挑み続ける役者でいたい。
みんな、見ててくれな。オラ頑張るから。オラ悟空じゃねーけど。
バントもヒットもホームランも狙える、そして的確に打ち分けられる、すごいバッターみたいな役者になりたい。
つまりバッター人間だね。
ん?去年もこんなこと書いた気がする。気のせいか。
まあそんなこんなで皆さん1年お疲れ様でございやした!
誕生日プレゼントや手紙も、趣向を凝らしたものから可愛らしいものまでありがとうございました!
31にしてやっと誕生日の祝われ方がわかってきました。笑
いっぱい祝ってくれるみんなのおかげ。
来年も、頑張ってこーね。
じゃ、シーユー2017。