どうも、カキ氷業界の異端児、中村倫也です。







舞台「怒りをこめてふり返れ」終幕致しました。





とりあえず無事に終えられてホッと胸を撫で下ろしている最中。この二ヶ月間、頭も心も身体も、ほぼ全てをこの舞台のために使ってきましたから。終わった直後は開放感と達成感なのかな?まー酒がまわるまわる。久しぶりに記憶なくしたよ、2時間弱で。笑




幕が降りて早6日。しかし不思議なもんで、まだ僕の身体のどっかにジミーがいるんですよね。で気付いたんですよ。いつも濃密な作品をやった後は、なるべく早めにこういうブログなどで感想というか、お客様にありがとうの意味も込めて文章を認めたいと思うのですが、まだ上手いこと振り返れない。それはきっと、まだ役が残ってるからなんだろうなあって。映像とかなら撮影から公開までちょっと時間が空いてたりするし、あとはもっと細かくシーンを切り取っていくから役が抜けていくのも早いんだけど、こと舞台ってなるとある期間集中してつくるでしょ?そして毎日毎公演その日その日の彼らの人生の1ページを生きているわけで。それはもしかしたら半年後とか、気付いた頃には霧散しているんだろうけど、まだちょっと近すぎて上手く言葉にできない。語りたいことは山ほどあるんですけどねえ。




でもほんとに、体力的にエネルギーのいる作品・役だったし、今までやってきた作品の中で間違いなく一番ヘトヘトになる舞台だったんだけど、驚きというか楽しかったのは、瞬間瞬間を積み重ねて芝居できたこと。もちろん台本読んでるし台詞も覚えてるから結末も知ってるんだけど、でも毎公演、次の瞬間に自分がどうなってるか、どんな気持ちになってるのかわからない不確かさがあの屋根裏部屋にはあった。そんな経験初めてで。すごく怖いんだけど、とても自由で愉快で、痛快で。芝居することの楽しさを、またひとつ知れたような気がします。





ほれもこれも、仲間に恵まれたから。信頼できる仲間と〝どうなってもいい〟って海に飛び込んでいけた。それは本当に感謝すべきことで。やっぱりこの仕事は一人じゃできないな、俺は一人じゃ生きていけないなってことを改めて知れた出会いでした。人生は出会いだね。





この「怒り〜」っていう、今じゃ半ば古典になりかけてる作品を、鮮度を持って現代の、それも文化も人種も違う日本で上演するってことは何らかの意義が必要で。その上で僕なりのジミー、僕らなりの「怒り〜」ってもんをしっかり作れたかなと思います。どの瞬間もジミーとして確かなモノを胸に抱いて舞台上にいられたから。あとは観てくれた人達が自由に咀嚼して解釈して貰えればいい。ある若者たちのとても不器用な成長を覗き見してもらえればいい。観終わったあと「語り合いたくなる」作品が作れたかなと思います。





暑い中、足元の悪い中、とにかく皆さんご来場いただき、ありがとうございました。また東京しかなかったもんですから、地方から念を飛ばしてくださった皆様ありがとうございました。次の目標は、ツアーを組める役者になることです。頑張ります。











真面目かっ!!!!








じゃ、シーユー、ジミ夫。


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