9:30~6月定例会(最終日)
終了後、議会運営委員会。
会派内事後検討会。
今日は「防諜」をテーマに少し話をしたいと思います。
防諜(Counter Intelligence)とは、「外国の我に向かってする諜報、謀略(宣伝を含む)に対し、我が国防力の安全を確保すること」である。
今、現在、日本国内で活動している外国の諜報員の実数については不明であるが、相当数が潜伏活動していると思われる。
諜報員(スパイ)というと、横田めぐみさんをはじめ、日本人拉致事件の国内支援を行った北朝鮮諜報員など思い起こされる方もいるだろうが、アジアに限らず、西欧諸国などあらゆる国の諜報員がここ日本で活動している。
一概に諜報員といっても、様々な種類に分類されるが、日本国籍を有していながら、他国の国益を最優先に情報収集や支援活動を行っている日本人は、
1.情報機関に所属している職員
例:表向き外交官や駐在武官等のカバーで日本において活動している、CIA(米国)、KGB→CBP(露国)、モサド(イスラエル)等、諸外国情報機関の職員。
2.対象国協力者(エージェント)
という区分けでは、2に相当する。
最近の尖閣諸島関連報道を新聞、テレビ、インターネット、週刊誌などでみていて思うのだが、政治家、官僚、司法関係者、マスコミ、学者などの中に、果たしてどれくらいの中華人民共和国協力者(以下、中国協力者)がいるのだろうか。
果てしなく黒に近い中国協力者は、鬼籍に入っている者を含めて、実名をあげることも出来るが、本人の名誉のために止めておく。
国家秘密に係るスパイ防止行為等の防止に関する法律案、いわゆる「スパイ防止法案」が1985年12月に廃案となってからは、これらの諜報員(スパイ)を取り締まる法改正の大きな動きはない。