ご無沙汰しております。
この1週間は「第37回デンソーカップチャレンジサッカー茨城大会」プレーオフ選抜のコーチとして参戦していたため、投稿を控えておりました。
「デンソーカップチャレンジサッカー」とは大学生の地域別選抜対抗戦で、参加チームは関東選抜A・関東選抜B・東海選抜・関西選抜・ 6地域(北海道・東北・北信越・中国・四国・九州)によるプレーオフ大会を勝ち抜いた東北選抜に、U20全日本大学選抜・日本高校選抜・プレーオフ大会で敗れた5地域の選手たちから作られたプレーオフ選抜の8チームを4チーム×2グループに分け3試合行い、最終日に両グループの同じ順位同士で順位決定戦を行い優勝を争う大会です。
昨年末のワールドカップでも大卒選手の数が26名中9名ということで、日本代表に入る選手も僕の時代からはかなり増えてきており、現在の日本における大学サッカーの立ち位置は当時よりかなり変わってきております。その大学サッカーの新シーズンが開幕する前に全国各地域から選抜された大学生が一同に集まるこの大会の動向はこれまでも毎年チェックしていましたし、どんな選手がいるのか楽しみにしている大会です。

そんな中、今回のプレーオフ選抜の監督で中大の恩師でもある佐藤健さんにプレーオフ選抜のコーチのオファーをいただいて、関係各所の了解を取った上で今大会に参加させていただきました。

僕個人の話をさせていただくと、高卒でプロになれるような選手ではなかった自分がプロになることができ、なおかつ長く現役を続けることができたのは間違いなく大学での4年間のおかげです。引退後、どこかのタイミングで大学サッカー界にその恩返しをしたいと思っていました。
そのタイミングで昨年からは中央大のテクニカルアドバイザーとして1年間チームに携わらせてもらい大きな経験をさせてもらいました。そして今回はプレーオフ選抜にコーチということで、自分が現役時代に培ってきたものを彼らに伝えることが大学サッカー界への恩返しになるのではないかと思って全力でこの大会に臨みました。
大学生のプレーオフ選抜というこの2年の指導者活動の中で初めての形で臨むにあたり、自分がどう彼らに接し、どう声がけをすればみんなが成長してもらえるのか、大会が近づくにつれて考え悩む時間が増えていきましたが、実際に彼らに会い、とても素直に向上心を持ってみんなが全力で取り組んでくれたことでその悩みは杞憂に終わりました。

大会2日前に宿舎で初めましての挨拶をして、トレーニングで名前を必死に覚えながら、グループリーグの3戦、3位決定戦の計4試合で1試合1試合成長し積み上げていく彼らの瑞々しい成長力と意欲に驚きを隠せませんでした。結果は3位ということでとても悔しい気持ちはありますが(優勝した関西選抜のみなさま、おめでとうございます)、こちらの提示に全力で取り組み、できることが少しずつ増えていく彼らにこちらも嬉しくなりどんどん彼らに要求していきました。毎試合話す内容が変わっていったのは彼らの進化のおかげなので、最後まで全力で走り戦いきってくれた選手たちには本当に感謝しかありません。素晴らしい経験をさせてもらいました。選手のみんな、ありがとう。



また、健さんはじめ、コーチングスタッフのみなさんも素晴らしいチームワークで共に選手をサポートすることができてとても勉強になることばかりでした。空いてる時間をみんなで一緒になって自チーム分析や対戦相手の分析に費やし、ああでもないこうでもないとたくさんサッカーの話をすることができて本当に充実したスタッフミーティングの日々で大きな経験になりました。本当に感謝しております。ありがとうございました。
たった1週間の即席チームでしたが、まるで本当のチームのようでした。選手21名、スタッフ7名総勢28名の最高のチームでした。
最後になりますが、長きにわたり大学生の飛躍のきっかけになり、地域の活性化に繋がる機会を提供し、大会をサポートし続けてくださっているデンソー様はじめ各社スポンサーのみなさま、今大会の開催地であるひたちなか市のみなさま、宿舎グランド関係者のみなさま、本当にありがとうございました😊
指導者として、学びの多い最高に刺激的で濃密な1週間になりました。楽しかったです。
選手たちの今後の活躍、期待していますし、より多くのサッカーファンの方たちに大学サッカーを観て応援していただけたらと思います‼


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