その瞬間、震える自分がいました。

引退した時はコロナ禍で、自分のチャントが鳴り響く中で引退できないのはしょうがない。
どこかで無理矢理気持ちを抑え込んでいたんだなと思いました。

クラブスタッフに「ベンチの前まで行ってください!」と促された時は、何をされるのか全く分からず。でも、18年間ずっと聴いてきた太鼓のリズムに一瞬であの頃の思い出がフラッシュバックしてきて、鳥肌全開。


2019年11月末以来、3年振りの自分のチャント。

あぁ、やっぱり自分はこのチャント聴きたかったんだ。想いが詰まってたんだなぁって。
込み上げるものを堪えるのに必死でした。

声出し応援解禁というみんなが待ち望んでいた日に、チャントを歌ってくれたサポーターの皆さん、アップ中ではありましたがそれを了承してくれたクラブのみなさんには本当に感謝しかありません。
ありがとうございました。




現役のみなさん、アップ中に引退した中村憲剛が現れ、中村憲剛のチャントが流れてびっくりした方もいたと思います。引退してからは特別なこと(始球式など)がない限り、自分からそこに行くことは絶対にやめようと思っていたのですが…。みんながこっちを観てその意味を理解してくれたのは、ありがたかったです(小林選手だけは手でシッシッとしてくれました、爆笑)。ありがとうございました。

スタジアムに当たり前の日常が戻りつつあること、それは多くの方の協力や頑張りがあってのことだと思います。改めて感謝したいと思います。

自分のチャントがスタジアムで歌われることがこんなにも嬉しいなんて‼︎

現役選手には、歌ってもらえる今この時を噛み締めて戦って欲しいです。

忘れられない瞬間でした‼︎
本当にありがとうございました‼︎

中村憲剛