桜満開の東京から、パリに降り立つと・・・

冷たい雨のお出迎えでした・・。

 

本当は早朝にパリ着の予定だったので、子供たちの学校への送りの時間に間に合うはずだったのですが・・。

エアの出発時間が2時間ほど遅れたため、パリ市内へ向かう車の通勤ラッシュと重なってしまいました。

 

これから気候も良くなり、パリに観光でいらっしゃる方も増えるでしょう!!

もうご存知の方も多いかもしれませんが・・・

シャルル ドゴール空港からパリ市内へのタクシー移動は2016年春から定額料金となりました。

右岸へ行く場合は50ユーロ。左岸は55ユーロ。

勿論、これはどんなに渋滞しようとも、回り道しようとも、この金額です!!

タクシーを予約した場合や人数が増えた場合などは、ここに追加料金が加算されますが、普通に空港のタクシー乗り場から乗車した場合は、“定額”です!!

ちなみにこの料金の中には荷物分も含まれますので、以前のようにスーツケースの数で値段が加算されることもありません。

 

まだちょっと薄暗い中、タクシー乗り場へ向かい、乗車しました。

挨拶をし住所を伝え・・・

私がドライバーの方と言葉を交わしたのは「この時間はもう渋滞がスタートしていますよね?」という私の問いに、「まあ、そこまでひどくはないですよ!!」というドライバーさんの返事だけ。

全く問題なければ30~40分くらいの移動距離ですが、この朝はやはり渋滞があり1時間半かかりました。

アパルトマンの建物前に着いたとき、私はドライバーの方の背中の雰囲気から「あ、わたし騙される」と感じました。

いえもっとわかりやすい言葉で言うなら、乱暴な言葉で申し訳ありませんが・・・「あ、ぼったくられる」と直感。

メーターは78.5ユーロとなっていました・・・。

「ムッシュー、ありがとうございました。細かいお金がなくて100ユーロ札しかないのですが・・・・空港から市内へは定額の50ユーロですよね?」

「え?金額は78,5ユーロですよ。これがお支払いいただく金額です。定額料金なんてあるのですか?知りませんねえ」

「あら?私はよく空港から乗りますが、毎回50ユーロです。」

「そんなことは知りませんが、だったら50ユーロでいいですよ。でもね、渋滞していましたから・・その金額では・・」

完全にバカにされています。一体、どこまでこのやり取りが続くのだろう?と嫌な気持ちになってきました。

でも不思議なもので、ここまで悪びれることなく主張をされると「ひょっとして私が間違っている?」と一瞬、不安になってしまったりするものなのです。

とにかく、このドライバーさん、50ユーロではきっと降ろしてくれないかも・・・。

「じゃあ、いいです。定額ですが、渋滞していましたし60ユーロお支払いします」

「あ・・・じゃあ、それでいいです・・」

ところがおつりが全くないとのこと。しかもタクシーに珍しくカードも使えないと。

カードも使えず、お釣りも全く用意していないうえに、この状況を改善する方法を考えようとしていないのがよくわかりました。

私はスーツケースなどを車に置いたまま、近くのカフェやスーパーまで歩いて行って両替を頼むのもこの朝に限ってはしたくなかった・・。

彼がまだ家にいることを知っていたので・・

「カードも使えず、お釣りもなく、では主人に電話して持ってきてもらいます」

「下に着いたの」と電話を入れると、

「あ、荷物大変だよね、すぐに下に行くね!!」

「あの・・・タクシーの支払いができないの」

「大丈夫!!すぐに行くから!!」

荷物を運び入れるため、入口のドアを開けていると彼が出てきました。

瞬時に「ねえ、空港から市内までは50ユーロよね?渋滞したって変わらないよね?このドライバーさん、メーターの料金を払えって・・・」

彼の顔がこわばる・・・

「ボンジュール、ムッシュー!!僕の大切な奥さんを無事に送り届けてくださってありがとう!!

ところで・・・・いくらお支払いをしたらいいのかな?」

私はこの場にいたくなくて・・・荷物を運び始めました。

背中越しに「メルシー、ムッシュー」という彼の声が聞こえ・・・振り向くと・・・

「うつむき加減で、僕と目を合わせないように・・小声で50ユーロって言っていたよ」

私の怒りは頂点に達した~~~~~あ!!

「私こういうこと、本当に嫌いなの。こんなことしてあの人は恥ずかしくないの?きっと今までに何度もやっているんだと思う」

怒りはおさまらない。

 

実はおよそ1か月前にも、次女とともに空港から二人でタクシーに乗り、降りる際に同じようなやり取りがありました。

50ユーロ支払おうとしたら、「マダム、メーターの金額と違いますよ」と。

67ユーロくらいだったと思うのですが・・「あの、空港から市内へは50ユーロの定額ですよね」というと、

「あ、うっかりしていました、そうでした、はい50ユーロです」と。

この定額制度になってから、空港のタクシー乗り場からタクシーに乗ったのは、この2回だけ。

2回乗って、2回とも同じことが起こり・・・

悲し過ぎます。

私のフランス語力はまだまだですし、何だか主張したら文句言わずに払いそうに見えたのかもしれませんが・・・

こういうことは・・断じて許せない。

 

皆さんがこういう体験をしないように願いますが・・

もしこういうことがあったら、ホテルの方に出てきていただくとかしてくださいね。

基本的には「50ユーロですよね!!」って英語ででもちゃんと主張をすれば、大丈夫ですが、絶対にメーターの料金を払わないでください。

もう一度、言いますと空港から右岸は50ユーロ。左岸は55ユーロ。

追加料金もありますので、事前にちゃんと調べてきてくださいね。

とても親切なドライバーの方も沢山います!!

一部のこういうプライドのない人たちの行動で・・・

ほかのドライバーさんも嫌な思いをしてしまいます。

そして、旅のスタートが嫌なものになってしまいます。

何だか怒りのブログになってしまい・・ごめんなさい。

 


サイン会にわざわざ大阪から来てくださった方がいらして・・

プレゼントをいただきました!!

我が家の冷蔵庫に新しいコレクションが増えました!!

彼も子供たちも大喜び!!

冷蔵庫に貼って、子供たちに「新しいマグネットがふえたよ!!どれかわかるかなあ~~?」と質問。

大騒ぎしながら探していました。

この中でどれが大阪のものかわかりますか?

 

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素敵なプレゼントをありがとうございました。

くいだおれ人形もあったのですが・・

写真からはみ出てしまっていたみたい・・・

もう冷蔵庫にスペースがなくなってきました(笑)

 

それでは、また。長くなってしまってすみませんでした。