嬉しくも悲しくも自分を預けられる人が見つからなかったのだ。

「松井五郎さんが、あゆみちゃんなら書いてみたいな、と言っている…」。

この話を耳にした時、

本当に飛び上がりたいくらい嬉しくて、

未来にワクワクした。

彼は、私が使ったこともない言葉を使って

‘中村あゆみ’をどう表現するのだろう?

初めて松井五郎さんに会ったのもセルリアンタワー。

まだ雪がちらつきそうな昨年2月の事だった