雨上がりの朝はやっぱり好きだな
そして今日はいつに無く温かい

私は白いダウンのポケットに両手を入れて
心地よい冬の陽だまりの中を急ぎ足で歩いて駅に向かった

雨上がりは私の歌にもよく出てくる
雨上がりのレインボーの事が頭の中に過った

そう言えば昨日のNHK連続テレビ小説の「花子とアン」
たまたまテレビをつけたらやっていて
しかも村岡花子さんの生涯を描いた作品

その中でも虹の話が出て来ていた
そしてとても素敵な内容だったなぁと
昨日の「花子とアン」の物語に頭の中はシフトして行った


そして年末の一挙大公開の長時間放送の後半に出て来た内容の中で

真っ直ぐのびる見通しの良い道であっても道は時に曲がり角にぶつかる時がある
でもその曲がり角を曲がった先には美しい景色が必ずあると私は信じています…

という事を花子さん演じる吉高由里子さんが言うシーンとそのセリフが浮かんだ

なんて素敵な言葉なんだろう

確かに私の人生も曲がり角だらけだった

曲がった先に時に思いも寄らない出会いたくないシーンもあったが
もしかしたらそれは自分が作り出していたのかもしれない

そんな事を思いながら母である知子さんとの待ち合わせ場所に
私はこれから出会うかもしれない曲がり角の先の景色を想像しながら歩いて行った