「始まったぜ!!!中村あゆみのRockin' mama!!!」


このタイトルコールで始まるNACK5のレギュラー番組に
一枚のメッセージが届いた

もちろん、リスナーから沢山のメッセージをいただくが
その中でディレクターの畠さんの目に止まった一枚

ラジオネームは“ねぎとろボーイ君”

“風カオルさん”という作家の“ハガキ職人タカギ”という本は
私の“翼の折れたエンジェル”をもじって
“ガルウイング骨折”というラジオネームで
ラジオに投稿する少年の話です

という内容だった



ディレクターの畠さんは早速その本を購入し
1日で読んだらし

そして「この本がねぎとろボーイ君が書いてた本だよ」
とスタジオに持ってきてくれた




番組は快調なリズムで始まり
いつものようにリスナーからのメッセージを紹介したり
曲をかけたり

青春ROCK' ingのコーナーで
リスナーの思い出の曲とメッセージを紹介したり

ROCK' ing山ちゃんのコーナーでは
弁護士の山中先生がいらっしゃって
法律の豆知識のコーナーでお話を聞いて
番組は終了した

帰り際に畠さんが「あゆみさんこれどうぞ」
と“ハガキ職人タカギ”を私に貸してくれた

「ありがとう」と言いながら
また一つやることが増えるなぁと思い帰路についた



家に着くとその本をキッチンの流しの左側に置いた

この場所は私がやらなければいけない物を
置くようなところになっている

この家に引っ越して
家具の配置や色んな物が整理されたころからの
癖になっていた

そこに本が置かれた時から3日が過ぎ、5日過ぎ、
1週間が過ぎたころ

バタバタとしていたあらゆる事から何となく解放されたので
ようやく読んでみようと手に取った


表紙の感じからあまり期待しないで読んでいたのに

「この作家誰?この人面白すぎだわ!」
どんどんページが進んでいった

なにもかも止まってしまったかのように
この本に釘付けになり読んでいた

出てきた出てきた

“翼の折れたエンジェル”というタイトルと
私の名前が!

その時にはもう
その本の中にどっぷり入ってしまっていたので

そうかそうやって“ガルウイング骨折”
いや“ガルウイング”というラジオネームになったんだな、と
文字を追いながら妙な納得をし
また文字を追いかけた


次のページをめくったとき
本を置いて私は今このブログ用の文章を書いている

ファンの人から貰った紅茶を飲みながら書いている



さてこの続きが気になるので
申し訳ないが今日はここまでだと思いながら
パソコンのキーボードを叩くのをやめた