自称ジャーナリストのフリーアナウンサー長谷川豊が炎上している。

 

事の発端は自身のブログで一部の人工透析患者をやり玉にあげて、自堕落な透析患者は殺せ!という過激なタイトルで自説を拡散しようとしたこと。

 

その後、この過激なタイトルが世間の反感を買って炎上したため、慌ててタイトルを修正したものの、人工透析患者の支援団体である全腎協からの抗議に対しては、年々高騰する社会保障費の削減策を提案したものであり、信念をもっているので、記事そのものの訂正はしないし謝罪もしないと言い張った。

 

さらには、局アナからフリーになってレギュラー8本・年収6倍になった俺様は、金目当てではなく、自説拡散のために敢えて炎上させるような過激なタイトルをつけたのだと自画自賛。

 

この訂正も謝罪もしないという傲慢な態度が火に油を注ぐことになり、さらなる炎上を招いた。

 

全方位を敵に回した結果、自慢だったレギュラー番組のうちの1本を降板することになった。しかし、降板になったことで番組関係者に迷惑をかけたことを謝罪したものの、自説である弱者切り捨て理論は間違っていないと人工透析患者や全腎協への謝罪を未だに拒否している。

 

炎上の勢いは増している感があり、今後も出演番組の降板が広がるものとみられている。

 

今回の長谷川豊炎上事件の功罪を考察すると、まず指摘したいのは長谷川が自らのアナウンサ-生命を賭けてまで拡散を望んだ社会保障費削減策が全くの的外れなものであるということだ。

 

長谷川の理論は、医師からの助言に従わなかったために血糖値のコントロールができずに人工透析に至った患者は自堕落な生活態度が原因であり、自己責任で発症したものだから医療費を全額自己負担にしろという極端なもの。

 

この理論が間違っているのは、

 

1.糖尿病発症には遺伝的な体質も関わっており、100%医師の指導通りの生活をしたからといって防げるものではない。

 

2.自堕落な患者とまじめな患者を区別できるような指標はないし、上記1のような理由からも不可能である。

 

3.そもそも糖尿病に限らず、多くの病気や怪我は、自己責任による原因で発症や受傷しており、それらまで自己負担を求められると本来弱者救済システムである保険の意味がない。

 

4.弱者を締め上げて全額自己負担にしたところで、生活ができなくなった患者は、生活保護に頼ることになり、トータルでの社会保障費の削減に何ら貢献しない。

 

長谷川の目指すところの社会保障費の収支を改善するには、結局、富裕層により多くの負担をお願いすることでしか解決できないのではないだろうか。

 

長谷川批判が大勢を占めるなか、一部では長谷川の言うことも一理あるという擁護の声も上がっている。その点が、今回の長谷川豊炎上事件の最も罪深いところかもしれない。

 

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BSジャパンが毎週日曜日、夜8時から放送しているデキるビジネスパーソンを目指す番組『デキビジ』の5月2日の放送において勝間和代と西村ひろゆきの対談が行われた。このトークバトルがネット上で非常に話題となっている。

以下、動画参照。⇒コチラ


経済成長=幸福の固定観念から脱しきれない勝間和代が追い詰められて、あなたは人を見下しているとか感情論でしか言い返すことしかできなくなった様子は彼女の正体が露呈した感じで、非常に痛快であった(結局、自ブログで謝罪コメントを出すハメに♪)。
アッパレ、ひろゆき!!