良かった、ように見えました。
初回、先頭の茂木が初球を、ピッチャーの足元を抜けるセンター前ヒット。
その後は、完璧に抑えました。
楽天の先発は、美馬。
初回、146kmの速球を連発。
秋山がレフトへヒットで1点。
森友がレフトへヒットでさらに1点。
美馬はそんな速球を続けるタイプではないですから、かなり消耗したと思います。
もうこれで勝負ありと私は思いました。
二回、西武の攻撃。
木村がヒットの後、金子。
しっかり捉えた当たりでしたが……
センターライナーでアウト。
ここは、進塁打が欲しかった。
「良い当たりだった」「惜しかった」では……
何も残りません。
金子、打率2割、出塁率3割に届かないでは……
チョット厳しいかも知れません。
優勝を狙うチームの一番打者としては。
三回、楽天の攻撃。
ノーアウト二塁で送りバント。
1アウト三塁。
ここはシングルヒットOKと思いましたが……
何を警戒したか、四球で一三塁。
オコエ犠牲フライで1点の後、四球で一二塁。
そしてヒットで同点。
四球が失点につながった。
しかし……
この間、多和田に声を掛ける野手が一人もいない。
何を考えているんでしょうね?
一昔前は、ショート中島。
その後はセカンド片岡が……
よくマウンドに行って声を掛けていました。
時にはファーストメヒアも、菊池雄星の尻を叩きに行っていました。
今、そんな野手が今、一人もいないという。
皆、自分の守備に必死なのだろうか。
キャプテンを内野手にやらせる効果は……
こんなところにあるのかも知れません。
回りを見渡す責任感が生まれる。
三回裏、西武の攻撃。
美馬は変化球主体に切り替えたようです。
源田が出塁、盗塁で、1アウト三塁。
ここで、バッターは四番山川。
何と、ショートゴロで1点。
これは見事でした!
三塁走者を返すバッティング。
四回に楽天が同点に追い付く。
六回に楽天が勝ち越し。
ここで、先発の多和田が交代。
そんな打たれている感じはなかった。
外野の頭を越されたのは、ほとんどなかったんじゃないかな。
球数も80球余り。
相性を考慮しての継投ですかね。
西武の外野手が、毎度、間に合いもしないバックホームをしているのも気になりました。
ホームは全部余裕でセーフ。
一つ間違えば打者が二塁に行ってしまうのに。
高校野球では、たまに見られます。
中継に返さないと。
全体像が見えていない感じ。
六回裏、森友。
レフト、ポール際、フェンスギリギリの本塁打。
会心ではなく、当たり損ねだったかも?
同点。
しかし……
美馬を打ち崩すに至りませんでした。
良い当たりが野手の正面を突くことが、幾つもありました。
打球が上に上がらなかった、ということでしょうね。
七回、楽天の攻撃。
西武は平井に継投。
ピッチャーの足元を抜けるヒットで勝ち越し。
この試合、楽天にヒットを打たれまくりました。
しかし、楽天のヒットの半分は……
ピッチャーの足元を抜けるセンター前ヒット。
だったと思います。
これ、高校野球なら分かりますが……
プロ野球でこんなこと、見たことない。
たまたまなのか。
これがPL平石野球なのか。
七回、楽天は青山に継投。
なぜか、西武が勝ったと私は思いました。
2アウト一塁から、源田が……
レフト線上に、ヒット性のファール。
西武辻監督がリプレイ検証のリクエスト。
よく、審判団が検証で使う映像は、TV中継や、電光板の映像と同じ、と言われています。
映像は、「これでもか」というくらい、スロー、さらにはコマ送りで流されます。
電光板の映像で見たら、フェア。
観客席は、沸きます。
しかし……
審判団のリプレイ検証の結果は、ファール。
どうしてこういうことが起こるのでしょう。
最近なら、秋山の走塁もそうでした。
審判の検証にマイクを付けるとかして……
事情が分かるようにして欲しいですね。
結局、楽天が5-4でリードで最終回。
九回、西武はヒースに継投。
2アウトから、五番ウィーラーに四球。
この四球が致命的失点に繋がるとは。
次の山下がヒットで、一三塁。
そして、何と暴投で1点追加。
まるで高校野球みたい。
これで楽天が6-4、2点差。
九回裏、西武の攻撃。
先頭の中村剛也がアウトになって……
私は「負けた」と思ってしまいました。
LIONS MAGAZINEで、メヒアが「状態は良い」と言っていたにもかかわらず。
本塁打で同点!
6-6。
そして延長十一回裏、西武の攻撃。
金子は、一番打者でノーアウトランナー無しよりも、チャンスの場面の方が強いのかも知れません。
見事なサヨナラヒット!
7-6。