昨日は翼状肩甲骨についてのアレコレでした。

肩甲骨をよせるエクササイズで、私の場合、左の肩甲骨がどうしても翼状肩甲骨になりやすかった。
ので、調べてみた。


Deep Back Arm Line (DBAL)

DBALは上部胸椎と下部頸椎の棘突起で起始し、菱形筋を通って下外方へ進み、肩甲骨の内側縁まで走行する。
したがっ て 菱形筋はSPLと DBAL、両ラインに関与してい る。このSPL と DBAL ラインの筋膜路線は 肩甲骨内 側縁でスイッチ分岐する。 

すなわち SPLは肩甲骨の 深層を前鋸筋まで続き、↓
DBAL は肩甲骨を 回って肩回旋腱板筋に続き、その途中の菱形筋から棘下 筋間で小円筋が合流する。棘下筋と小円筋は、次の駅である上腕骨後面 の大結節まで下行し、関節包と接続する。↓
DBAL の分岐ラインは、後頭骨外側下面の外側頭直筋に起始し、 第1~第4頸椎横突起後結を経由して肩甲 挙筋に続く。 DBAL 分岐ラインの遠位駅は、菱形筋との接続部真上にある肩甲骨上角であるが、この 膜線維は、肩甲骨頂まで棘上窩で肩甲棘の上端に沿って 走る棘上筋に接続する。↓

3つの肩回旋腱板筋 [訳注: 棘上筋、棘下筋, 小円 筋] はすべて上腕骨大結節まで行く。

第4の肩回旋腱板筋である肩甲下筋は、肩甲骨前面を被って上腕骨頭前面の小結節まで行く。 菱形筋の膜は、肩甲下筋膜と棘下筋膜の両方を牽引し、肩回旋腱板筋で作る「肩甲骨サンドイッチ」に入れる薄切り キュウリとして関与する。肩回旋腱板筋膜の複合体は肩甲骨という「種子骨」を取り囲む、肩甲下筋は、肩のバ ランスを保つために、DBAL 複合体の一部として重要な役割を果たしている。

〈アナトミートレイン〉より

菱形筋から、DBALに行くか、SPLに行くか。



多分、操作する際にSPLよりDBALの方に繋げてる気がします。
・使う際棘下筋が優位で、前鋸筋が遅れる
・SPLでの前鋸筋に続く外腹斜筋と内腹斜筋が弱い。
確かに私は右の内腹斜筋は左右比べると弱い。
棘下筋は過緊張かなと思って、ほぐし。
小円筋も肩甲下筋も。
かなり痛かったです。

何処かに不具合が生じてる場合、何処か一個の筋肉が問題というわけではないですね。
人体は繋がってるもんで、運動によってどう流れていくか運動神経のほうに意識してみる。
神経改善する方向でやるトレーニングは身体の動きや流れに全集中するので非常に忙しいです。
やってることはただ「肩甲骨をよせる」ということなのですが、機能解剖学的に見たり説明しようと思うとなかなか複雑。
ほんの一瞬で身体はすごいことやってるなと思います。

ありがとうございました。