週末の重賞 7/13,14 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

週が明けて月曜から水曜まで、中目黒さん宅の周辺は思ったより暑くなくて、この時期を思えば過ごしやすい方。なんで木曜を含んでないのかと言うと、これを書いてるのが水曜日だから。ほんと7月になってすぐはどうなるかって暑さでしたけども、だいぶ人間が過ごせる感じに戻ってきたかね。今週末は函館に行く予定。北海道には札幌へ2回行った事がありますけど、どっちも夏だったけど夜が肌寒いくらいの気温だったんですよね。函館がどんなもんか知らんけど、一枚くらい羽織れるものを準備しましょうかね。

 

 

さて、今週行われる重賞は2つ。まずは土曜の函館2歳S、そして日曜の函館記念。函館記念に関しては動画の方をアップしているので是非ご覧いただきたい。

 

お天気がどうかねってところだけど、今見たらあまり降らなそうで。割と逐一天気予報をチェックしていて、雨のマークが多かった印象なんだけど知らない間に晴れが増えていた。まあそれはそれで考えます。

 

 

とゆーわけでこの記事では残りの函館2歳Sについて掘り下げていこう。

 

 

昨年一昨年は道悪で行われ、勝ちタイムも1分10秒を超えた。2歳世代最初の重賞で函館最終週という状況なので過去10年の最速勝ちタイムは1分9秒2とそれほど速くはない。それだけに前走ダート組も直近5回で3頭3着内に入っていて、高速決着への適性よりも完成度やパワーというところが求められている印象。将来の活躍馬がバンバン出ているかと言うとそうでもないし、GⅠに繋がるとも言い難いが、今年は果たして。完成度を出す血統は大雑把に行ってしまえば北米血統で、北米の筋肉質な体を頂戴するのが手っ取り早い。だからこそダート体質な馬でも走りやすいと言える。昨年はシャーリーハイツの血を持つ馬が1着3着で一昨年はブレイヴェストローマンの血を持つブトンドールが勝利と、ネヴァーベンドの血を持った馬が好走していた。ヌレイエフ、サドラーを持つ馬も好走していたし、タフな馬場で存在感を見せている。良馬場でも10秒に近い9秒台決着なら似たような傾向が見受けられるが、1分9秒2で決着した19年、1分9秒4で決着した18年はストームキャットの血を持つ馬が共に勝利している。馬場に関係なく好走が目立つのはプリンスリーギフト。今年の出走馬ではまずヴーレヴーに注目してみたい。父はサトノクラウンで母父がマンハッタンカフェ。この組み合わせはタスティエーラと同じで、ノーザンダンサーが薄い母父は比較的結果を出している。祖母がシルヴァースカヤでそこにマンハッタンカフェ、サトノクラウンだから字面は重厚な中距離馬という感じだが、この馬自身はそこまで鈍重な感じではないし体つきもやや胴が短い。サトノクラウンの母ジョコンダは割と短距離志向のある血統で、産駒のライトニングパールは短距離戦線で活躍。サトノクラウンの牝駒はマイラーも少なくないし、母アルギュロスはトムロルフの5×6で短距離要素がない事はない。実際に姉2頭は芝1500とダ1600で勝ち上がっているし、この馬が1200を走れることはそれほど驚きはないか。前走はスタートはそれほど速くなかったが、二の足が付いてハナを奪いそのまま押し切り。もうちょっと上がりはまとめて欲しかったかなという感じはするものの、走破タイム自体はこの時期としては悪くないし、ラストの減速幅も抑えられている。血統を考えれば最終週の馬場の方がいいと思うし、ここでも楽しみはあるだろう。気になるのはサトノクラウン産駒のデビュー2戦目成績が芳しくない事で、特に1勝CやOP以上に限ると0.0.0.14と馬券圏内がない。そこがどうかだが、力通りなら見劣らない1頭。他にはサトノカルナバルか。父はキタサンブラックで母父がニューメラス。母がリアリサトリスという事でジャスティンスカイの全弟という事になる。遡ると『バラ一族』とも同族。ディープ牝系とグルームダンサーはニックスで勝ち上がり、出世する馬も多いし孫の代でも成功中。キタサンブラック自体、ワイルドリスク的な所を弄る配合が合っているしそういう意味でもグルームダンサーの存在は大きそうだ。前走は走破タイム自体は平凡だったが、1秒1差7馬身差の楽勝。超スローを中団から上がり最速で差し切りだし上がり2位とは1秒も差があり、見た目通り強い競馬だった。ジャスティンスカイと比べると2歳夏という事もあるが少しサイズは小さめ。胴回りもそこまで詰まってないしスラっとしていて1200のピュアスプリンターという印象はない。ただ兄が気性の勝った馬だったし、ペースが上がらなければこの距離でもある程度は対応できるかもしれない。単純な能力比較で言えば最上位級だと思うし、母がヌレイエフのニアリークロスだから時計が掛かっても問題ないだろう。素質だけでどこまでやれるか。平坦の函館は合っていそうなエメラヴィ、着差は僅かだがセンスの良さを見せたカルプスペルシュ、血統背景的には延長も芝も問題なさそうなハイリリーなども上位候補。

 

さて、いよいよ本格的に旅の準備。コロナが随分流行ってるみたいでその辺は最大限注意を払って楽しめればと思います。