週末の重賞 6/22,23 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

1カ月予報で6月は平年より気温が低いとか見た記憶があるんだけど、いざ蓋を開けてみれば梅雨は来ないわ普通に暑いわで全く予報が外れている。ワンチャン自分の見間違いというか都合のいい記憶の改編の可能性もなくはないけど、それにしても暑すぎる。でもね。中目黒さんは一応、競馬の予想を根拠を示してここで書いてるわけですけども、予想って凄い大変だし当たる回数より外れる回数の方が多い。と思う。それを思うと気象の予報も楽じゃないだろうなと思うし同情するところも。なのであまり文句を言っても仕方がないのかもしれない。ただし暑い地球、てめーはだめだ。

 

 

さて今週行われる重賞は日曜のGⅠ宝塚記念。宝塚記念に関しては予想動画の方をアップしているので是非ご覧いただきたい。

 

例によってこれを書き始めているのは水曜なのでまだ枠とかは出てないわけだけども、今年は枠よりも馬場かな。どうも日曜は降るようなので。京都最終週の雨馬場、面白そうだね。

 

 

宝塚記念を予想動画まとめてしまっているのでここのネタがないわけなんですけども、土曜に障害の東京ジャンプSがあるのでそっちの話を少ししましょうかね。

 

今年はフルゲート14頭のところに15頭登録、重賞好走馬も揃って出てきているし障害戦としてはいいメンバーが揃っているのでは。直近5回の傾向で言うと、単に収まった馬のレベルの影響だけかもしれないが1枠が1.1.1.2、対して8枠が0.0.0.10とかなり極端な成績に。このレースが行われる3110Mはスタート地点がコーナーというクソ設定になっているので、トップスタートを切らないとまず外を回されるし後手に回る。まあ7枠から過去10年で見れば勝ち馬が出ているしとんでもなく外枠が不利という程ではないが、内を引いておいて損はないと言えるか。血統的な所ではノーザンテースト、ロベルト、ダンジグといった血を持つ馬がよく走る。固定の障害は置き障害よりも高さがあるので飛越の上手さがより重要になるわけだが、飛越するにはトモで踏ん張るのでその部分の発達が求められる。ノーザンテーストは成長しながらだが、ロベルトやダンジグはトモの強度を伝える側面があり、しっかりと踏ん張りが効く。よく障害は短距離馬が向いているという話を聞くと思うが、恐らくそれは強ち間違いではなく、短距離馬ほどトモがガッチリしていて完成度がある。そこと相関しているのだろう。昨年勝ち馬ジューンベロシティは父がロードカナロアで母が1200で2勝、1400で1勝の馬だったし、3着トライフォーリアルは父がリアルインパクトで母方はゴールドティアラの一族。短距離志向の組み合わせやダンジグ、ロベルト辺りに血統的には注意した方がいいと言えるだろう。人気になりそうな中でダンジグの血を持っているのがオールザワールド。ダノンザキッド、ダノンタッチダウンが兄弟にいて、重賞級をよく出している母エピックラヴ母さんは優秀な繁殖。平地時代は解せない負け方も少なくなかっただけに気分屋な面はありそうだが、障害入り後はオール連対でここまで3連勝と勢いは十分。前走にしても他馬より1㌔背負った中で前が淡々と行く流れを捉え切ったのだから見た目通り強い競馬で、ここで60㌔なら当然上位を期待したいところ。ここでの課題は直線の置き障害を飛んでも300M以上平地がある点で、上の兄弟たちを見ても抜群に斬れるというよりはハイペリオンストライドでジワっとした感じ。重賞クラスになると直線だけでひっくり返させる展開はそうないが、平地が長くなってプラスはあまりなそうなだけに、それまでにいかにアドバンテージを作るかが大事になりそうだ。3連勝というくくりで言えばブラックボイスも未勝利からOP連勝と勢いがいい。ブラックボイスはブラックタイド×アンブライドルズソング×ストームキャットという形で、勝ち上がり率の高い組み合わせではあるが、どちらかと言うとマイラー志向が強い。レース中で折り合いがギリギリなのは長い距離のペースにハマらなくなってきているという見立ても出来る。それでも平地時代は2000前後を中心に使われていたのは緩さがあったというのもありそうで、決して適距離ではなかったはず。最後に平地を使った23年7月のパドックと前走のパドックでは前走の方がトモがしっかりしているように見えるし、障害を使った事で緩さが解消し能力を出せるようになってきたと捉える事も出来そうだ。なので今はもう一度平地を使うのもありかなという気もするが、充実度という点ではトップかもしれない。ジューンベロシティ、ホッコーメヴィウスといった重賞実績馬も当然軽視できないが、もう1頭注目したいのがロードトゥフェイム。前走は一度は前に出たが最後は差し返されて3着。ただ61㌔を背負っていたことや動きたいときに動けないシーンがあったことを思えば決して悪い内容ではない。固定障害時の内容がイマイチでその点がどうかというのはあるが、昨年の秋陽ジャンプSを勝っているし最終障害が置き障害でスピードを殺さずに飛越できる東京は合っているのかもしれない。マツリダゴッホ×ホワイトマズル×マルゼンスキーだからスタミナとしぶとさが売りの血統で、出来る事なら一雨欲しいが頭数が増えて流れてくれて歓迎と言える馬だろう。鞍上の経験不足が気になるが展開一つで出番があっても。

 

今週から2歳の未勝利戦も始まるという事で、3歳の未勝利戦はいよいよ佳境。もう勝ちに行くしかない状況だけに騎手の差が如実に出るけども、それくらい魔境なのでね。しっかり買うレースは見極めましょう。