平安S 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

土曜の京都競馬場は雨は降らないようで、馬場は乾いた良馬場になりそうだ。時計の出方はわからないが、京都のダート自体は他場と比べるとスピードトラック。1分58秒台くらいは走破の目安にはなってくるか。京都ダ1900は比較的道中のペースがドロンと緩みやすいコースで、多くの年で道中に13秒前後のラップが出現する。ただ今年のメンバーを見てみると内にミトノオー、外にメイショウフンジンと共に逃げの意思を持った馬が遠い枠にいる。テンの速さで言えばミトノオーだが、メイショウフンジンは徹底先行してこその馬だし、京都ダ1900は1角までが長い。そうそう引かないだろう。となるとこのコースとしては比較的ペースが流れて前半を迎えるかもしれない。通常であればペースが中盤で落ちる分だけステイヤー寄りな競馬になりやすいが、前半から流れていくとなるとステイヤー的な馬は前半の追走に手を焼きそうで、果たして脚が溜まり切るかどうか。ある程度1800の流れを経験した上で着をまとめているような馬に分が出るかもしれない。脚質的にも差しやすくなるだろう。京都ダ1900で強い血統といえばストームキャットとA.P.Indyで、今年から条件が京都ダ1900に替わったユニコーンSでもこの血を持つ馬が上位3頭を占めた。ただ時計が掛かってくるとロベルトやヌレイエフ持ちが強く、ある程度パワー的な面も求められてくると言える。昨年は異常に時計が掛かったが、今年は昨年程度じゃないとしても乾いた馬場だしそこまで時計が速くない平均的な時計になるとすれば、ロベルト、ヌレイエフにも出番はありそう。また入りの900Mが55秒を切ってきた17年はヌレイエフ持ちがワンツーで、15年は2着馬がspecialの血を持っていた。やはり相性がいい。狙うならこの辺りか。今年はなかなか難しいメンバーだが、本命はハピに打ってみたい。

 

 

ハピは父がストームキャット持ちのキズナで母父がヌレイエフ持ちのキングカメハメハ。母方を遠く遡っていくとグロースタークなども出てくる古くからの牝系だが、アリバイ、プリンスキロ、ディキシーランドバンドなど母はスタミナに優れた血を非常に多く抱えていて、ストームキャットの3×4という字面以上に重厚で斬れ特化ではないのは母方の影響が強いからだろう。京都は4走前と競走中止の前走の計2回だけだが、まあ前走は参考外としても4走前のアルデバランSは進路がタイトになって上手な競馬が出来なかった。決して京都が下手という2着ではなかった。芝が決してダメとは思っていないが、実績からしてダートに戻る事にマイナスはないだろうし距離自体も1800よりは1900の馬で条件はいい。後はペースが流れてどうかというところになってくるが、3歳時にレパードSやみやこS、チャンピオンズカップなど世代上位馬や古馬相手に1800の流れを経験しているし、多少流れても問題はないはず。元々歩様が良くない馬で前走の競走中止はその辺も関係したんだろうが、立ち上げが早かったしコースで追っているし状態面的な不安はないはず。ここで菱田騎手を乗せるのが一体どういった意図なのか分りかねるが、踏ん張りあうような展開なら決して後れを取る馬ではないので、ここで巻き返しを期待したい。

 

 

◎ハピ

○ハギノアレグリアス

▲グロリアムンディ

☆メイプルリッジ

△ミッキーヌチバナ メイショウフンジン オーロイプラータ

 

ハギノアレグリアスは昨年の2着馬。時計の勝負では分が悪いが、昨年のようにタフな流れなら踏ん張ってくれるし、実績では上位の1頭。京都も問題ない血統だし今年も昨年くらいは。メイプルリッジはトムフール的に走る馬でスローの方が味はあるだろうが、この条件は面白いし前走も悪い内容ではなかった。内枠になったしロスなく運んでどこまで。