大阪杯 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の阪神競馬場は曇りマークが付いてはいるが雨は降らないようで馬場が悪化することはないだろう。Bコース替わりとなった阪神芝だが、いきなり逃げが決まってやはりイン前有利かと思ったら、その後は差しの競馬が続いて、雨の影響もあったのか例年と比べるとそこまでイン前が強い感じではない土曜だった。ただ日曜はもっと乾いてくるだろうし、この時期なのでやはりインは注意するべき。そして今年のメンバーを見てみると逃げたい馬が不在で、正直ゲートを出るまで何が逃げるかわからないような構成。ステラヴェローチェ陣営が行く馬がいなければ行くというコメントを出しているが、仮にこの馬が逃げるにしてもペースはスローだろう。乾いてくる馬場でスローなら素直にインを狙ってみたいし、バイアスはフラットでもスローなら前を狙いたい。血統的にはザックリ大雑把に言うと北米血脈が強い感じで、昨年勝ち馬ジャックドールは母父がアンブライドルズソング、2着スターズオンアースは母父スマートストライク。他にはクロフネなども母父としての好走が目に付く。時計の出やすい馬場になる時期だし、時計への対応という意味で北米血脈が優位性を持つという事なのだろう。18年~20年は1秒以上の後傾ラップで今年もそういったペースになると読んでいるが、この時もやはり北米血脈持ちが強かった。そういう意味で言うと北米短距離王ドレフォン×キンカメでペルースポートの牝系のジオグリフは血統傾向的には面白い存在で、1周もベスト。枠もいいところを引いた。ただ喉に疾患を抱える馬だけに延長はどうかと思うし、本質的にも2000は現状少し長い印象。ロスなく運んでどこまで。ローシャムパークはダンジグ持ちのハービンジャー産駒だが、ダンジグ持ちもラッキーライラック、キセキ、ペルシアンナイトと好走していてその点は問題ないし、配合的にもハービンの黄金配合。函館記念、オールカマーの勝ち方は鮮やかだったが、ハービン×キンカメ×エアグルーヴだから時計が掛かった方がベターかなという印象はあるし、スローで味が出るかどうか。ベスト条件ではないだろう。タスティエーラはサトノクラウン×マンハッタンカフェの重厚な組み合わせではあるが、祖母がノーザンテースト≒ヴァイスリージェントを持っていて元来はダート由来のパワーと機動力を持つ。距離はもうちょっと欲しいが内回りはベストだしこの枠なら持ち味は活きる。菊花賞が本当にいい内容だったし前走は不利もあり道中も上手く運べなかった。時計面に不安も見直す手はある1頭だろう。

 

本命はステラヴェローチェに打ってみたい。父はバゴで母父がディープインパクト。バゴ×ディープだからヘイトオブファッション≒ウインドインハーヘアのニアリークロス3×4という重厚な組み合わせではあるが祖母オールザウェイベイビーがグランドスラム産駒の北米マイラー。本質的に内回りが合う馬ではないだろうがマイルでも唸って追走できるくらいの前向きさがある馬で時計の出る馬場は問題ない。底力自体は重賞でも通用するものだしバゴ産駒だから前後ろ自在だろうが、ヘイトオブファッション≒ウインドインハーヘアのニアリークロスなのだから後ろで溜めて弾けるというよりは前でしぶとく踏ん張ってこそ真価を発揮する血統だろう。楽に行けるのであれば持ち味を発揮できるだろう。使いつつ良くなってきているようだし、牝系のマイラー的スピードで先行して、ハイペリオン的しぶとさを活かす形をここでも。当週追いは速い時計ではなかったが1週前が良かったし状態はさらに上がっていそうだ。

 

 

◎ステラヴェローチェ

○タスティエーラ

▲ローシャムパーク

☆ジオグリフ

△プラダリア ベラジオオペラ

 

プラダリアは間隔が空くと緩みやすい馬なので状態がどうかだが、追い切りは前走を踏襲した感じでそこまで悪い感じではないのだろう。時計が掛かって欲しいタイプだけに前で受けないとちょっときつそうだが1周自体は問題ないはず。ベラジオオペラは周回コースでこそ真価を発揮するアイドリームドアドリームの牝系だけに内回りはベスト。この枠となるとちょっと魅力は薄くなるが印は打っておきたい条件。ソールオリエンスは距離は延びて歓迎だが良馬場で時計が速くなってくるとちょっと苦しい。ここはスワーヴリチャードのように一気に捲り切るような競馬が最も勝機がありそう。