フィリーズレビュー 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の阪神競馬場は晴れの予報。土曜は結局芝ダートとも良馬場で高速馬場という程ではないが水準くらいには時計の出る馬場だった。乾くであろう日曜はもう少し速めの時計になるの可能性もありそうだ。土曜のレースを見てみると比較的頭数が少なかったとはいえ逃げた馬が2.1.1.1と好走していて、ある程度前の位置に収まった馬の上位が目立った。フィリーズレビューは過去の成績を見てもわかる通り前半が速くなりやすいレースで、過去10年の前半3Fの平均タイムは約34秒0。良馬場に限ると約33秒9。直近4年は全て33秒台で入っているし前半からオーバーペース気味になっている。それだけに差しがハマりやすい傾向も出ていて、過去10年では14年以外の年で4角二桁番手の馬が必ず馬券圏内に入っている。となると狙いたくなるのはまず差し勢という事になってくるが、今年のメンバーを見てみるとまず頭数が15頭とフルゲート割れで前走1200組が1頭のみ。前走で逃げた馬は3頭で1頭はダート、シカゴスティングの前走阪神JFは46.4-46.2とやや中距離質な逃げだったし、ポエットリーは48.6-46.3とハッキリとスローの後傾ラップ。1200っぽいスピードで1400ですら怪しいです、みたいな馬はジューンブレアぐらい。果たして例年ほど速くなるかどうか。ここは敢えて前に行ける馬を狙ってみたい。血統的にはペースが流れるだけにトニービンが穴をあけているほか、時計が速いとストームキャットやダンジグが強い。時計自体は出ると思うのでストームキャット、ダンジグの出番はあるだろうがトニービンの出番になるほどのペースになるかは疑ってかかりたいところ。平均ペースの内回りとなると持続力立ち回りの方が重要で、前半3Fが34秒台で入った年はプールヴィル、ジュランビルがラーイの血を持っていてジュランビルがヘイロークロス。16年3着キャンディバローズもヘイロークロスだった。他にはソルヴェイグ、ムーンエクスプレス、ベルカントがノーザンテースト持ち。立ち回りを意識するならこの辺を狙いたい。コラソンビートはここでは実績上位で、前走を見る限りでは1600よりは1400という馬に見える。内回りも大きな問題ではないだろう。ただ最内は歓迎ではないと思うし、ペースが上がらず包まれる形を今年は考えたい。バウンシーステップは見るからに曲飛で、ロベルトかノーザンテーストかわからないが、どっちにしても内回りっぽさを体現した身体。コース適性では最上位級だろう。前走もピッチ全開という勝ち方でスローの方がむしろ良さを出す。前走で後ろから運んだだけに位置が中途半端になりそうだが評価は落とせない1頭だろう。

 

本命はポエットリーに打ちたい。父はダイワメジャーで母父がレイルリンク。父ダイワメジャーは阪急杯など阪神芝1400重賞でも実績を残している種牡馬で、もう産駒の残りはだいぶ減ったが存在感を発揮してきた舞台。母父レイルリンクはダンシリの血を持つのでブラッシンググルームも包容しているが、ダイワメジャー×ブラッシンググルームは活躍馬が良く出ているニックスで、デインヒル持ちも良く走っているしダイワメジャー産駒としてはそこそこ要点を抑えた配合だろう。進行方向向かって右に進みたがるという大きな課題は抱えたままだが前走を見てもわかる通り内回り向きの機動力とパワーを備えた馬で、阪神の内回りをこなす素養はあると思うし右回りなら外枠の方がベター。1400は気持ち忙しい印象ではあるが番手OKのタイプで、寧ろ右回りだと内にモタれるので内側に馬を置いて運びたいクチ。先行出来れば通用していい血統の底力と展開の利が見込める。前走は楽に行って最後差されてしまったので不満は残っているが、逃げた事で馬場の悪いインを通るハメになってしまったし、鞍上がテン乗りで2走前の外に外に行く事象の直後だったから少し慎重になった部分も。前走の鞍上が下手だったわけではないけども癖を把握している鞍上に手が戻るのはプラスだと思うので、今回はもう少し良さを引き出す形を作れるだろう。権利を取るべくここは頑張ってもらいたい。

 

 

◎ポエットリー

○バウンシーステップ

▲コラソンビート

☆シカゴスティング

△ロゼフレア カルチャーデイ

 

シカゴスティングはロゴタイプ×マルバイユだから平坦ベターな印象で阪神はどうかと思うが内回りになる事自体はプラス。短縮もいいと思うし、後は当日落ち着いて臨むことが出来れば。