シンザン記念 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

月曜の京都競馬場は未明に降雪のマークが出ている。大した量ではないようなので競馬の開催や馬場に大きな影響を与えるレベルではないだろう。ただここまで2日間の京都芝を見てみると思った以上にタフというか時計が掛かっているし軽さがない。日曜の2勝C芝2400は時計の出やすい展開になっても2分26秒台で速くはなかった。3日間開催の最終日で多少の雨、または雪が降るとなると馬場が硬くなる可能性は低いし、月曜も時計は速くないかもしれない。また土曜は極端にイン前が強かったが、日曜は寧ろ外差しにシフトしていった。馬場が緩いので時間の経過と共に外の方が走りやすくなったのだろう。今年はまずフルゲートと京都のシンザン記念としては珍しい事になっている。そして逃げたい馬は大外のメイショウサチダケくらいだろうが、新装京都の重賞クラスは何故かメンバーの印象以上に速いペースになりやすく、京都金杯もドルチェモアが暴走気味に逃げて全体も流れた。これは京都金杯の予想の中でも書いたが、20年の京都開催からブランクが空いて特に若手騎手はあまり経験がない。その為に積極的に行きたくなる心理が働くのかもしれない。なのでハイペースとは言わないまでも前が楽をする展開にならない可能性も考えたいし、馬場的には外差しから入ってみたい。京都開催時の血統的な傾向で言えばディープ持ちやプリンスリーギフトという軽さや柔さのある血統が強かった。ただ日曜の好走馬を見てみると芝の5R中4Rでロベルト持ちが勝っており、他にもダンスインザダークを持つ馬であるとか、ヌレイエフなどパワーに優れた血統が強かった。47-47-、47-48という構成で1分34秒~35秒台の決着になると考えると柔く斬れる血の出番ではなく、パワーや野太くしぶとい血統の出番だろうし、言ってみれば路盤が悪かった18年~20年に近い血統傾向という言い方もできる。前日発売をしていないのでどういうオッズになるか予測できないが、本命はナイトスラッガーに打ってみたい。

 

 

ナイトスラッガーは父がルーラーシップで母父がフジキセキ。ルーラーシップが持つトニービンは京都外回りであまり相性が良いとは言えないが、ルーラーシップに関してはトニービン持ち種牡馬の中でも京都外では頑張っている方で、京都外の重賞を勝った馬もいる。この馬自身はヌレイエフのクロスで母父がフジキセキだからしなやかにビュンと弾けるという感じではなく、力馬と言うか力強くパワーを感じさせる走りで京都外の良馬場だとあまり上手には下ってこないだろうが、今の時計が掛かる馬場は合うと思うし、京都を走るのであれば今の馬場くらいの方が都合がいい。ストライドなので外回りを使うこと自体はベスト。前走は相手に恵まれた感は否めないが、スローで後続を0秒5離したわけだからちゃんとこの馬の脚力は示したと言える。ここは重賞の流れになって脚が溜まるかだが、小栗厩舎は逃げて穴をあけるシーンが目立つように追走力に磨きをかけたり負荷が掛かるレースで良さを出す馬が多い。むしろ相手が強くなっていいパフォーマンスをする可能性があると思う。追い切りは素軽いという感じの走りではなかったが、これはこの馬の走りで調子云々ではない。ポリ追いでしっかり追ったので時計は出て当然だが、中4週で4本、2週前と1週前は調教師が乗り当週は騎手が乗るなどかなり周到に調整を重ねている。ここに向けてしっかり作っている印象を受けるのは好感。鞍上のモリス騎手は来日して以降、正直良い馬質とは言い難い感じだけど、ここはチャンスがありそうだ。外からどれだけ脚が使えるか楽しみにしたい。

 

 

◎ナイトスラッガー

○エコロブルーム

▲シトラール

☆ケープバール

△ノーブルロジャー アルトゥーム ショーマンフリート

 

エコロブルームはラーゴムの半弟でスパイダーゴールドの全弟。ダイワメジャー×ブラッシンググルームだからダイワメジャー産駒としては筋が通っている配合。前走は相手が弱かったので見た目の数字や着差は鵜呑みに出来ないが、配合の底力は感じるし初戦も3着だが悪い走りではなかった。時計が掛かって歓迎だし、外枠もいい。大崩れはないだろう。シトラールはジンジャーパンチの牝系なので万能性がありそうな一方、あと一歩足りないというシーンもありそうではあるが、今の馬場なら京都でも大きなマイナスはないのでは。鞍上がとてもよく乗れていて脚が溜まるし、その点も魅力。