京都金杯 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

土曜の京都競馬場は晴れの予報で、こちらも良馬場で行われそうだ。今年から京都に帰ってくる京都金杯。18年~20年は時計が掛かり気味だったが、これは17年秋の大雨の影響がずっと残り続けていたためで、開幕週の良馬場であれば17年以前のように時計は出る。新装京都は路盤から良くなって時計の出方や馬場の傷みの進行具合も17年以前に近いところに戻っているし、今年は1分32秒台で決まっても驚きはない。馬場状態を見ると完全に芝が生育しきった感じではないようだが、それでも走りやすい状態なのは確かだろう。今年のメンバーを見ると意外と逃げられる馬が多いが、基本はスロー逃げで好走してきた馬たち。なのでスローになると考えたいが、新装京都は思った以上にペースが上がる例が多かった。ブランクが空いたからなのか妙に積極的なレースが多くて、スローで好走した逃げ馬が揃ったと言ってもスローになるかどうか。そもそも新装京都は4角が緩くなった影響か、外回りは差しが届きやすくなった印象を受ける。この辺を踏まえると狙ってみたいのは差して来れる馬。京都開催時の血統的な傾向で言えば京都らしくディープ持ちやプリンスリーギフト、カーリアンというところが強かった。18年~20年は時計が掛かっていたことでダンジグなどのパワー系が強かったが、32秒の決着になるとすれば重視したいのはディープなど軽く、しなやかな血統。ドーブネはディープ×ストームキャットで典型的な黄金配合だし、いかにも京都外回りが合うように見える。ベストは1800だろうがスロー先行ならマイルもOKでここでも好走の期待はある。ただ重賞未勝利でトップハンデ58.5㌔は流石に重いし、ここは多頭数。これまでのような楽な展開は望みづらいし勝ち切るまではどうか。

 

 

本命はアルナシームに打ちたい。父はモーリスで母父がディープインパクト。祖母はドバイマジェスティで母の弟にアルアインとシャフリヤールがいる血統。モーリス産駒は京都外回りは苦手なタイプであまり成績は良くない。ただその中でこの馬は前走のカシオペアSで勝ち切った。展開が向いたのは確かだが、モーリス産駒としては俊敏さも備えた感じで少なからずディープの影響も感じさせる。ドバイマジェスティの子供だからベストは1800の1周かもしれないけども、モーリスを外回りで走らせるにはこういったしなやか体質の血を入れるという裏返しだと思うし、若い時の難しさは少しずつ消えてきてパフォーマンスできるようになってきた。馬体重も増えて完成期に入ったし、57㌔で外枠ならマイルでも楽しみを持ちたい。1週前は併走で遅れを取ったが、先着した馬は調教で動く馬だったし、タイム自体は悪くなかった。当週は馬なりで坂路だったがラップは綺麗で時計もそこそこ。状態は出来ているだろう。

 

 

◎アルナシーム

○トゥードジボン

▲メイショウシンタケ

☆セルバーグ

△ビューティフルデイ ドーブネ アヴェラーレ

 

トゥードジボンは楽逃げ、楽な展開になるかどうかだが、字面よりは柔さがあって京都は合っていそう。55㌔の軽量も活かしたい。メイショウシンタケはもうちょっと外目の枠が良かったが、末は持っているし間違いなく晩成の血統で今充実期。体質的にはハイペリオンっぽいので京都はどうかだが、コジーンを上手く発現できればここでも上位のチャンス。