週末の重賞 12/23,24 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

ちょっと前に朝のニュースの特集で、若い世代が忘年会に参加するようになったみたいなことをやってましてね。中目黒さんが働いてる会社はコロナをきっかけに忘年会が消え、ついでに積み立ても無くなり、今も復活する気配ゼロでもうとっても気が楽なんですけど、中には忘年会やりたい人もいるんだなと。学生の頃から先輩付き合いが苦手だった自分としては、そこだけはうちの会社の良いところかなと思いますねえ。ちなみにコロナ前は幹事やらされた事もあったけど、何人かで受け持ってたはずが自分だけで回す事になり、まー大変だったのを覚えてる。若いって損だなとこういう時に気づく。

 

 

さて今週行われる重賞は2つ。まずは土曜の阪神C、そして日曜のGⅠ有馬記念。有馬記念に関しては血統のお話をしている動画をアップしているので是非ご覧いただきたい。

 

枠順中継を途中から見ていたけど、スルーセブンシーズが8枠、タスティエーラが7枠になってスマホぶん投げそうになりましたね。何でそうなるんだと。ソールオリエンスが最内引いたけど、脚質的に内枠を活かしきれるかどうか。内枠を上手く使えるのはシャフリヤール、タイトルホルダー、ドウデュースですかね。内じゃなくて良かったのはジャスティンパレスかな。まあ頑張って結論出します。

 

 

とゆーわけでこの記事では阪神Cについて掘り下げていこうと思う。

 

阪神CはGⅡながら定量戦で賞金も時期的な所を思えば結構高く、割としっかりここを狙って出てくる馬も増えてきた印象。このレースといえばやはりリピーターというのが一つ特徴的で、ダノンファンタジーやグレナディアガーズ、更には昨年勝ち馬ダイアトニックは阪神芝1400重賞を3勝、古くはリアルインパクトにサンカルロというところが主だったリピーターで、この条件で異常なまでの適性を発揮していた。コースを見た感じではそこまでクセの強い印象は受けないものの、上級条件の1400として内回りを使用するのは阪神以外にはないので、大箱コースでイマイチ走り切れなかったような馬が内回りで前進するという側面から来ているのかもしれない。また、ここ数年は京都競馬場が改修工事をしていた影響により11月からの連続開催だったが、今年は通常の開催に戻る。踏み固められ方はここ数年より緩いはずなのでその辺がどう出るかも気にしたいところ。血統的にはダンジグ、ロベルト、ノーザンテースト、ストームキャットが強く、こういった血を持つ馬の差しというのが上位に入りやすいイメージ。ただ今年は逃げ馬不在。馬場的には差しは届くものの、ペース的に前も残れるのかは枠なども見て考えなくてはいけないか。今年の出走馬ではまずアグリに注目してみたい。父は今年から日本で導入されているカラッヴァッジオ。母父がウォーフロント。カラヴァッジオはストームキャットの血を持っているし、母父ウォーフロントはダンジグの血も持っている。カラヴァッジオは母方にノーザンダンサーの血が入らないので母方のクロスが煩いようなタイプとは相性がいいだろうという見立ては立てられるし、その点ではある意味今後のお手本になり得る配合かもしれない。500㌔近い馬体重であるように緩さを抱えながらここまで来て、今はだいぶ良くなったが1200型というよりは1400質の馬のように思うし、同条件の阪急杯では勝利している。コース適性は実績や血統から見ても問題ないだろう。スプリンターズSは1200なので差しに回るのは想定の範囲内ではあったが、パドックではあまり上積みを感じなかったというか緩さがあったかなという印象で、馬場的にも高松宮記念程ではないが少し緩みのあるグリップできない馬場だったし、状態と馬場が噛み合っていなかった印象。今回は良馬場が望めそうだし延長も勿論歓迎。ここで巻き返しと行きたい。穴っぽところではエエヤンを取り上げてみたい。父はロベルト持ちのシルバーステートで母父がティンバーカントリー。兄にプレイアンドリアルがいる牝系。ケイティーズの牝系なので、遡ればヒシアマゾンやエフフォーリアなども出る。父譲りのロベルト曲飛が特徴的な馬で外回りよりも内回りでこその馬だと思うし、祖母がダンジグ持ちであることからも急坂の方が合う。1400の馬という印象はないが、現状は前向きさの強い面があるので追走自体は出来るだろう。前走のような良馬場の斬れ勝負では分が悪いのでここは時計が掛かって欲しいところだが、スローになりそうなメンバーで内回りなら斬れ勝負ではなく、捲り差しような感じになるだろうし、毎日王冠よりは差は詰まるのではないか。現3歳世代も短いところの層はそんなに厚くなく相手関係は常に課題となってくるが、人気にはならないだろうし印を打っておいて損はないだろう。急坂内回りで見直したいウインマーベル、ここが引退レースのグレナディアガーズ、この条件を得意としているララクリスティーヌなども上位候補。

 

 

中山大障害も少し書こうかな。

 

中山大障害と中山グランドJの違いは、まず中山大障害の方が4100Mで少し距離が短い点と大竹柵、大生垣を飛んだ後に中山大障害は障害コース、中山グランドJは外回りコースへ出る。そして大障害は通常の障害と同じようにダートコースを横切り芝で平地の足比べだが、グランドJは直線に置き障害がある。これが色々とドラマを生んだり悲劇となったりするわけだが、ある意味では大障害の方が最終障害からゴールまでに安心感があるわけですね。63㌔で4100M、障害飛越11回にバンケット6回と、数字を見るだけで音を上げたくなるくらいタフなコース設定だけに、当然それに耐えうるパワーやスタミナが重要。直近5年で血統のお話をすると、ここのところ目立つのはダンジグやヌレサド、ロベルト辺りというところになってくるが、ヴァイスリージェントやノーザンテーストも走っていて、障害コースを回る形態だけに機動力というところもある程度は必要なのかなと思わされる面がある。また時計の遅い直近2回はワイルドリスクのクロスを持つ馬が上位に入っているが、時計が速めだった20年~18年はプリンスリーギフトやヘイロークロス、セクレタリアトなど軽めな血を持つ馬の上位があったのは興味深いところ。エコロデュエルとハーツシンフォニーは兄弟ではあるが、血統として筋が通っているのはエコロデュエルな気はしていて、まだまだ粗削りではあるものの、目下の勢いも十分だし年齢的にも楽しみは十分。マイネルグロンはユーバーレーベンの親戚でマイネルネオスの甥っ子という血統。修羅の福島障害で61㌔を背負い勝った点から63㌔は問題なさそうで距離にも対応しそう。中山で崩れがない点も魅力。昨年覇者ニシノデイジーは状態や適性云々よりもメンタルで止めている感じで、もう少し前進気勢が欲しいところか。

 

 

そんなこんなで今年の競馬も残り3日。しっかりと頑張りましょう。