福島記念 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

今日の福島は先週とは違い、速い時計が出ず差しが決まらない馬場になっていた。血統的にもパワーに富むタイプ、そしてノーザンテースト持ちがよく好走していた。元来、福島記念はノーザンテースト持ちと相性の良いレース。明日も信頼してもよさそうだ。

今年はマルターズアポジーにマイスタイル、マイネルハニーなど前に行きたいタイプが多いが、小回りコースはペースが速くてもある程度前が残りやすい。意識としては2列目の内を回ってくるような馬に注目しておきたい。

 

 

とゆーわけで、今回の本命はスティッフェリオ。前走は1番人気を裏切る形になったが、小頭数の東京芝で後方からレースを進めてしまったのが痛かった。この馬の得意としない形になってしまっただけで、見限るのは早計だ。血統的には父ステイゴールドを介してノーザンテーストを持っている。母系にはムトトやケープクロスと言った欧州のパワー溢れる血が流れていて、今の福島の馬場は歓迎だ。ハイペースとなった札幌記念では昇級初戦で5着と好走。力は重賞レベルであることを示している。また、今の福島の馬場を考えれば内枠も好都合。今まで内枠に入って凡走したのは左回りの中京と異常な不良馬場だった菊花賞のみ。この舞台なら力を発揮できるはずだ。

 

対抗にはエアアンセム。前走のオールカマーではレイデオロ、ダンビュライトと言った1線級を相手にやや離されはしたが、見せ場のある4着。叔父のエアシェイディは9歳まで走ったように、息長く活躍できるのはこの血統の特徴だ。7歳になっても衰えはない。この馬もスティッフェリオと同じようにノーザンテースト持ち。さらに2走前に函館記念を勝っているように、父シンボリクリスエスからパワーも受け継いでいる。今の福島は苦にしないはずだ。この馬も内枠の方が好走するタイプなだけに、1枠は良い。斤量57がどう出るかがポイントになりそうだが、適性は上位。ちゃんと位置が取れれば頭まである。

 

穴馬としてはナイトオブナイツ。父はダンジグ系の血を引くハービンジャー、母系にはノーザンテーストが眠っており、血統的には面白い馬だ。夏場に重賞に挑戦して大きく負けているが、北海道で3戦、春にも2戦するなどやや使い詰めで疲れが溜まっていたように見えた。しかし、休み明けの前走では不得意とする軽い芝に対応し4着と好走。間隔を空けて見事に立て直してきた。福島3歳の時に1戦して負けているが、当時は昇級初戦だったことを考えれば目をつぶってもいいだろう。前目の位置が取れないと脆いタイプなのだが、前に行くであろうマイスタイルの隣にの枠になったのは願ってもないこと。これならチャンスはある。3着当たりに食い込む場面があるかもしれない。

 

◎スティッフェリオ

○エアアンセム

▲ナイトオブナイツ

☆マイネルフロスト

△キンショーユキヒメ レトロロック マイスタイル マサハヤドリーム

 

意外と楽しそうなのはマイネルフロスト。ただ、8枠に幽閉されてしまったのが痛恨。前走のレース後、松岡騎手が手ごたえを掴んでいただけにこの枠は…

気持ち的には大好きなマルターズアポジーを応援したいが、最近の使われ方を見ると、もうきついのかなと感じざるを得ない。そして戸崎騎手ではなく、この馬を手の内にいれている武士沢騎手を乗せてほしい。武士沢騎手が乗ってこそ、マルターズアポジーの良さは引き出されるはず。もう一度チャンスをあげてほしいと願っているのは自分だけじゃないはずだ。