昨日旦那とふたりで趣味のパチンコをしに行きました。旦那はスロットで私はパチンコだったので別行動です。


  私の隣に結構な年配のおばちゃんが座っていました。はじめはもくもくと打っていましたが、大当りしたおばちゃんが嬉しそうに話しかけてきたので私もそれに乗っていました。


おばあ「やっと当たったよ。」


わたし「よかったね~。こっちもあやかりたいわ」


おばあ「今のパチンコは機械でポチッだからね」


わたし「昔の方が当たりやすかったよね」


おばあ「…あんたいくつ?」


わたし「ん?48だよ」


おばあ「えーっ全然見えない。若いわー」


わたし「わかくないよー。おばちゃんいくつ?」


おばあ「75」


わたし「えーっ。若いねー。こっちがびっくりだわ」


  ここから怒涛のやり取りが続き、おばあの家族構成や携帯に納められてる写真を見せながらの家族紹介があり、それをたのしみながら聞いていました。すると突然おばあが言いました。


おばあ「あたし昔病気で頭ツルツルになったのよ。」


わたし「えっ(それって…)」


おばあ「癌よ癌。」


わたし「…大変だったねぇ」


  私も、とはとても言えませんでした。なぜならおばあはもうすでに過去のことになっているのに対し、私は今現在のことだからです。すぐに【過去のことになっていていいな】と思ってしまいました。そんな自分が嫌になりました(-_-;)。だって誰よりも癌と宣告されて恐怖がどれだけのものか、抗がん剤がどれほど大変なことかしってるのに…。


  おばあが帰ったあともひとりで出ないパチンコを打っていました。涙が出そうになりました。当たらないのと自分に嫌気がさしたのと…。


  最終的には最後は当たって、収支は+¥2,000でしたが、色々考えさせられる1日でした。今後もこういうことが多々あるんだなと実感したことと、癌は二人に一人というのは本当なんだなって思いました。


  色んな意味で疲れたー(-_-;)