港区のコロナの状況について
今年に入り、港区、東京都でも医療逼迫を実感せざるを得ない話が聞こえてきました。保健所の職員さんは、感染経路の調査、患者の健康観察、入院調整などに忙殺され、私たち議員も気軽に保健所に質問するのがためらわれるような状況です。
本日、保健福祉委員会があり、保健所の課長さんが出席して現状をお話しくださったので下記にまとめます。
【2021年1月18日現在の状況】
● みなと保健所で受理した発生届による感染者数は1月4日から10日までの1週間が過去最大の776人。1月11日から17日(昨日)までの速報値でも1日に100人近い日もあり、まだピークアウトしたとは言えない。
● PCR検査について 保健所での累積実施数は2,781件。1日の実施件数は30〜40件。区内にはPCR検査が実施できる医療機関が131あり、PCR検査がなかなか受けられない状況にはない。
● 自宅療養者数:200〜300人。(日々変動する。1ヶ月前は2桁だったのが急増している。)
ホテル療養者数:調整中含め50名弱。
入院者数:調整中含め181名。
入院調整が厳しい現状とのこと。
● 東京都から港区に酸素濃度測定器が170個届いたので、自宅療養者の健康観察に役立てていくとのこと。
医療資源が多い港区でも入院しづらい状況になっています。ベッドや医療従事者の確保は東京都や国にお願いするしかありませんが、自宅療養者支援の充実や高齢者施設でのPCR検査実施、患者の家族の支援、など生活に密着した支援を区では行っています。
港区では適切な支援をタイミングを逸さず提供できるよう取り組んでいますので、皆様からもご意見をお寄せください。
感染経路不明者も中にはいますが、やはり家庭内感染と会食での感染が多いそうです。
各自が感染防止に気をつけて第3波を乗り越えましょう!