馬の見方 1 | ジョーバ博士の独りごと 《馬と頼惰(ライダ)氏の呑気な日常》

馬の見方 1

 「いつも馬と接していて馬の見方がわかるので馬券が勝てるでしょう。」

と言われる事があります。

 私もかつては『JRA』にずいぶん貢献したつもりですが、今ではめったに馬券を買うことはありません。

 パドックで馬の状態を判断することは多少できるかも知れません。

 しかし、レースで勝つためのファクターは他にもいろいろあるので、それだけで勝馬を当てることはできません。ですから私が勝馬を当てることは出来ません。ですから、私が馬券を買うときにはいつも

 『遠からずといえども当たらず』

と言う結果になり、儲ける事は出来ないのです。


 話は変わりますが、私の乗馬クラブで馬を導入することがあります。

 実績のある馬を買えば目的に叶うことは多いのですが、たいへん高価です。

 そこで『新馬』といって乗馬用に調教されていない馬を導入する事が多いのですが、

 『当たるも八卦』

 です。


 以前気に言ってどうしても欲しかった競走馬上がりの馬を1年間追い続けて手に入れたことがあります。その馬は能力は高いのですが、『癇性』が強くて私の技術ではものにする事が出来ませんでした。

 その時牧場長さんから

 「付録で付けてあげるからこの馬も持っていけよ。」

と言われ安く譲って頂いた馬が、以前にもお話した『チャーリー』なのですが、こちらの方が出世しました。