柿ピー研究家・中倉リュードーの柿ピー評論

 

 

柿ピー評論113:『大辛口 柿の種』

 

【メーカー】

 浪花屋製菓(新潟県長岡市)

 

 

【総評】

・柿の種の生みの親「浪花屋製菓」さんの柿の種の中でも辛口部類に入る大辛口柿の種。浪花屋さんは最近では色んなフレーバーにも挑戦し始めているけど、基本的にはこーゆーシンプルなものが多くてその中で唐辛子の量や醤油の量で辛さなどを調整しているのが特徴。

 

・浪花屋さんってもちろん元祖で有名なんだけど、企業規模としては亀田さんや三幸さんほど大きくないから大手ほど挑戦できないし体力もないの。でもね、柿ピーファンとしてはそれがいいのさー!!色んな味があるのはいいけど、やっぱり昔ながらの柿の種、オーソドックスな柿の種が一番美味しいから♪

 

・浪花屋さんといえばあのレトロ缶を第一にイメージしがちだけど、あれは「進物缶」で普段使いのはこっちのパッケージ。贈り物にあのレトロ缶は嬉しいでしょ♪ いまどき包み紙で包装された柿の種ってめずらしいからねー。

 

・この普段使いの柿の種は、シンプルなビニールパッケージでゴツゴツした柿の種のビジュアルが見えるというのが何よりも食欲そそる♪

 

・パッケージ裏はプリントされていて、基本普段使い用のビニールパッケージのものでは色んなものを入れているんだろうね。そりゃーそれぞれ個別にパッケージを作ってしまったらコスト高くなってしまうしね。

 


・パッケージ表は、シールで個別商品名を貼っているみたい。このシールの紙の素材がめっちゃいい!!みてこれ!!表面が波打っていて風合いある和紙を使用しているみたいなのさ。これに赤と黒のインクで印刷するってシンプルだけど、温かみがあってなんか老舗って感じるよね。

 

・殆ど普通の人は見ないところかもしれないけど、こーゆー細部を楽しんでもらいたいね♪1つ1つどうやってメーカーや柿の種の特色を出そうかって担当者が必死に考えて作り上げたこだわりだから。

 

・盛りつけると、1つ1つの照りがハンパないことがわかるねー。かなり濃いめのタレがつけられていて大粒♪それと表面のひびやしわにタレがしみ込んで所々色が濃くなっているところがうまほーー♪♪

 

・香りは、醤油の香ばしい匂いがして見た目通りの濃口の感じがするね。米の軽やかながら香ばしい匂いもふんわりするから、これぞ米菓!!っていう感じ。無駄なものをそぎ落とされた感じがとってもいい!

 

・大きさは、長さ4センチ、幅1.3センチと大柿サイズだねー。ゴツゴツしているからその存在感は1粒でもかなりしっかりしてる!

 

・浪花屋さんのレギュラー柿の種って小さいものが主流だからなんとなく存在感ないけど、こっちのシリーズはでかくてしかも昔懐かしい手作りっぽさを感じるのがいいねー。

 

・断面はこんな。

・中がしっかり詰まっているハードタイプ。これは食べ応えありそう!! あっ、写真のピンが指にいっちゃって柿の種がぼやけてる。www ごめんなさい。

 

・期待の食感は、ゴリゴリボリボリ!!!音が最高やないか♪♪ これこそ昔ながらのあられ、お煎餅だー。美味い♪静寂に包まれた部屋でこの柿の種が奏でる低音が素晴らしい!

 

・味は、大辛口と書いてあるから唐辛子がかなり強いのかなーと思ったけど、そこまで辛くはなく、むしろ醤油の濃厚な味とあとでピリッとする唐辛子の辛さって感じで、味の濃さが際立つね。

 

・味が濃いからこそ、食べていると唾液と混ざった時に米の甘さがふんわりと楽しめるのがいいーー。

 

・老舗のこだわりぬいた原料で作られた柿の種。シンプルがやっぱり一番美味い!!味濃い目&やや辛をお好きな方にはこちらお薦め♪

 

【オススメ度】

   ★★★★

 

【販売】 

 スーパー、オンラインストア等