アニメ研究家リュードー的「アニ評論」
冬アニメ⑳ 『超・少年探偵団NEO』
【カテゴリー】
ゆるコメディ
【放送局】
MX
【制作会社】
DLE
【概要】
江戸川乱歩の小説「少年探偵団」を原案に、舞台を現代からさらに100年後にした完全オリジナルストーリーのショートアニメ作品。ポプラ社とDLEによる「超・少年探偵団NEOproject」のひとつで、実写映画、イベント、書籍などのメディア展開もされる。
【ストーリー】
2117年。未来東京。 怪人二十面相と明智探偵との戦いは7代にもわたって続いていた。 7代目小林少年率いる少年探偵団もまた、スリリングな冒険とアクションを日常との合間に適度にはさみつつユルユル過ごしていた。 しかしそこには、ある一人の人物「怪人二十面相」の 恐るべき企みが潜んでいた。 果たして、7代目小林少年と7代目明智小五郎は怪人二十面相の暴走を止める事が出来るのか。
【視聴評論】
≪ストーリー≫
・明智と怪人二十面相との戦いっていう基本ストーリーがあるんだけど、とにかくギャグやオチ満載でメッチャおもしろい♪戦いというガチなやつじゃなくてユルユルなやりあいが何とも見ていて微笑ましくて笑っちゃう。
・4分サイズのショートモノとしてのテンポ感とか最高!!4コマ漫画的なノリとスピードがいいんだよね。しっかりゆるめなオチがあるから1話1話が面白すぎる。
・ストーリーについてなんだかんだ書こうって思ったけど、中身的なものがあまりないからそれはそれで書きづらい。ww でも見終わったあとのクスクス感がたまらない♪
・シンプルな味方と敵の構図を作りながらも日常が入っていて、しかもセリフの随所に声優陣の遊び心が満載で、「あっ!ここはアドリブかな?」なーんて思っちゃう発音とか。英語のDをデーって発音したり、わざわざ古典的な笑いを取りに行くところとかウケル。
・100年後の設定だけど、その設定はむしろ昭和な感じのギャグセンス。ww だけど随所に出てくる技術がどこか他の作品で見たことのあるような未来的なものだったり。要所要所に散りばめられた、セリフ、オチ、映像、音のバランスがいいねー♪
・この見終わった後のちょっとしたスッキリ感♪なんだろね、これ。www 最近のショート作品は面白すぎる。好きだなーこのテイスト。
≪描写≫
・漫画の描き方そのもので、キャラクターの表情などに陰影がないからメッチャはっきりしていてコメディものにはピッタリ!!シンプルだからこそネタの面白さが生きてきて、この絶妙なバランスが素晴らしい♪
・ふと思ったけど、アメリカのアニメみたいな描かれ方だねー。色の使い方がハッキリしていて今流行の日本の色の優しい使い方ではないのがアメコミ系が好きなリュードーとしてはドハマリ!
・明智や怪人二十面相のちょっとリアル風なイラストがめっちゃいい♪しかもなんだその表情は!!!っていう突っ込み待ちな感じが好き。
・同じ背景を結構多用しているけどストーリーの面白さと展開の速さで全く気にならない。うまいなー、これ。
・キャラや背景がシンプルなのに、意外とCGを使っているような立体感溢れる描写が使われているところが何ともこのバランスの悪さというか良さがあってすげー!!絵萌えにはたまらん。ww
・10秒くらいのOP動画が線でシンプルに描かれているのがとっても好印象。
≪音楽≫
・OP聞いたら、あれ?Pufumeって思っちゃった。ww 短いからオマージュしているのかなーなんて思っちゃったけど。w
・作中の音の使い方の派手さと効果音のノリノリ感がとにかく楽しい♪音でもかなり遊んでいるなーって思うし、デジタル音での音が結構多くて好き。
・ほぼ全般音ありの作品だけど、4分のスピード感を最高に演出できていて素晴らしいっておもうねー!!
・EDがいい♪かなり好きだなー。「Cookie JamJam Biscuit」が歌う「超
・意外と歌詞も作品に沿って作られているけど、EDだけだとなかなか入ってきづらいね。尺短いから。ww これはDLすべき曲!
【ターゲット】 10代~40代(好き嫌い分かれるけどシンプルな作品が好きな人にはおススメ)
【おススメ度】 ★★★★★
【番組HP】 http://shonentanteidan-neo.com/anime/
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