アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


冬アニメ⑪  『ACCA13区監察課 』 


【カテゴリー】
 ファンタジードラマ


【放送局】
 MX


【制作会社】
 マッドハウス

 

【概要】

 月刊ビックガンガンで連載中のマンガを原作としたアニメ作品。13の自治区に分かれた王国の平和を守る巨大統一組織「ACCA」を舞台に「もらいタバコのジーン」の異名をもつ主人公ジーン・オータスら個性派ぞろいの男達がみせる粋様を描いたファンタジードラマチックストーリー。監督は「スペース☆ダンディ」の夏目真悟さん、シリーズ構成は「ワンパンマン」の鈴木智尋さん、キャラクターデザインは久貝典史さん。

 

【ストーリー】

 13の自治区に分かれた王国にある巨大統一組織「ACCA(アッカ)」。かつてクーデターの危機により結成されたACCA。ACCA本部の監察課副課長ジーン・オータスは、「もらいタバコのジーン」の異名をもつ男。飄々とタバコを燻らせながら13区を廻り不正がないか視察を行っている。そんなジーンを見つめる視線、不穏な噂とおやつの時間。 ジーンの平和な日常は、ゆっくりと世界の陰謀に巻き込まれていく。


【視聴評論】
≪ストーリー≫

・話の展開がシンプルなのか複雑なのかすら分からないくらい独特な設定。色んな伏線があるんだろうけど、どれも際立っているわけではないからなんとなくジーンの日常を見ているようなドラマテイストなストーリーがある意味印象的。

 

・面白いか面白くないかすら判断できないくらいオリジナリティはある。ただ、キャラクターがたくさん出てきてジーンと関わりを持つけど、どれもこれも背景設定があまり深く描き出されていないから消化不良気味かなー。個人的な視聴感想だからね。俺が頭悪くて単に理解できていないだけなのかもしれないけど・・・。汗

 

・ヒューマンストーリー的な柱になっているから1話のみみても全く付いて行けない作品だね。ずっと見ていてそのつながりとか関係性を楽しむ作品なんだってよーやく気づいた。

 

・ストーリーの山が特に無いように感じられるのは俺だけか。途中途中落ちそうになる。もう少し派手なシーンなどが欲しいかなーって思うね。

 

・ゆったりとしたセリフ回しが作品世界へ誘いやすいのか、ただテンポ感がもうちょっと欲しいなー。

 

・全般的に思うのがボーっと見ていると「オシャレ」って思うんだよねー。絵のタッチとか音楽とかセリフとかキャラのパン好きとかのこだわりとか。そーゆー見方をすると新しいのかも!w 

 

≪描写≫

・キャラクターの表情描写がそう派手で無いしセリフも激しくないからちょっぴりマッタリな感じ。

 

・肌の色が微妙にキャラクターそれぞれ違って色んな人種や個性が出ていて見ていて飽きない。たくさんでてくるキャラクターの判別にとってもいいね!!リアルっぽいし。

 

・室内背景とかなんとなくフワッとした手書きタッチなものが多くて、その反面キャラはしっかりと描かれていてその差がはっきりしているから見やすい。

 

・ちょいちょいでてくるパンとかの食べ物ネタがでてくるときの絵が立体感があっておいしそう。

 

・雑誌とかの小道具の描き方が細かくてここまでやる?!ってよーく見ると驚く。

 

・時折、ルーズになった時のキャラ表情がシンプルすぎて、あれ?!手抜いた??なーんて思っちゃう。ww

 

≪音楽≫

・ジャズベースのBGMがかっちょいい!!これサントラあったら普通に聞ける♪

 

・SEやBGMがオシャレすぎて、こんなアニメは最近無いかも。www 音楽のこだわりというか主張が激しい。ww 

 

 

【ターゲット】 10代~30代 

【おススメ度】 ★★★


【番組HP】 http://acca-anime.com/