アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


冬アニメ⑨  『闇芝居 第4期』 


【カテゴリー】
 ホラー


【放送局】
 TX


【制作会社】
 ILACA

 

【概要】

 身の回りで起きる怪奇な都市伝説をテーマにしたホラーショート作品。第1期は2013年に放送され“紙芝居”をデジタル表現でみせるという独特の昭和テイストで注目された。以降、2014年夏に第2期、2016年冬に第3期が放送された。 第4期では紙芝居屋の“おじさん”役に、これまでのシリーズでも同役を演じてきた津田寛治さんを始め、寺田農さん、渡辺哲さん、小倉久寛さんなどの豪華俳優陣を起用。紙芝居表現の原点である「語り」に一層こだわった内容となっている。

 


【視聴評論】
≪ストーリー≫

・このシリーズがお気に入りでずっと見続けているけど、今期は語りが本当に迫力あって、動かない絵が動いて見えるような気持ちになるくらい凄い。

 

・アニメというより紙芝居をアニメ風にしたらっていうコンセプトだからそこまでアニメアニメしていないけど、このバランスがとってもいいんだよね。静で見せるシーンと動で見せる展開シーンなど、このメリハリがドキドキ感をあおるから好き。

 

・俳優陣の重厚感ある語りがとにかくかっちょいい!!いやーーこれはマネしたい。このベースがしっかりした音ってホラーには絶対必要だよね。しかも緩急がさすがの上手さでショート作品なのにかなり見ごたえある感じなのはこのせいだよね。

 

・1話完結で見られるから初めての人でもとっつきやすいとおもう。しかも40代以上の人なら一度は見た紙芝居風だから、見ていてどこか懐かしく感じられるし。内容よりも、最近のアニメはこーゆーのもあるんだーっていうのを見て知ってもらいたいね。

 

・都市伝説的なストーリー展開で、起承結がはっきりしているからとにかく見やすい。昔の紙芝居だとどうしてもリアリティに欠けるところがあったと思うけど、この作品を見たあと夜のトイレとか結構怖いくらい今の世界にピッタリのストーリーがいいよね♪

 

≪描写≫

・静止画と動画を織り交ぜながらの躍動感あるアニメーションスタイルがとっても古くて新しい!!見ていて新鮮に感じる。

 

・人の表情とか静止画なのに語り部の迫力で汗をかいてきたり瞳孔が開いてきたりなど変化をしているように見えてくるのが本当に不思議。

 

・劇画タッチのシーンも時折あったりして見ていて飽きない。まぁショート作品だからそもそも飽きないけど。ww でもリアル設定なものがベースだから細かい描写もされていて、本当にこーゆー場所に自分が立ったら・・・っていうゾクゾク感を見ていて味わえるのがいいね。

 

 

【ターゲット】 20代~60代(ホラー好き、紙芝居を懐かしいと思う世代w) 

【おススメ度】 ★★★★★


【番組HP】 http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamishibai/

 

 
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