アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


秋アニメ:28  『奇異太郎少年の妖怪絵日記』
 


【カテゴリー】
 コメディ


【放送局】
 MX


【制作会社】
 Creators in Pack

 

【概要】

 影山理一さんによるマンガをショートアニメ化した作品。自称「霊感美少年」で好奇心旺盛な性格の奇異太郎と個性豊かな妖怪たちが繰り広げる"怖くない怪異コメディ"。監督は「おじさんとマシュマロ」のひらさわひさよしさん、シナリオはWORDS in STEREO、キャラクターデザインは今岡律之さん。

 

【ストーリー】

 立ち入り禁止の蔵に入ったことから本宅を追い出され、離れに住むように命じられ た「奇異太郎」。そこで座敷童子の「すず」と出会い、同棲生活がスタート。 妖狐、雪女、雪娘など、離れには様々な怪異がやってくる。奇異太郎とすずを、時 には笑わせ、時には困らせ、時には絆を深める手伝いを。 怖くない怪異たちとの日常ストーリー。


【視聴評論】

≪ストーリー≫
・限りなく人間にちかい妖怪と人間との共生がメッチャおもしろい!妖怪といってもほぼ人間扱いされている設定がいいね。

 

・5分サイズのショートアニメだけどテンポがちょうどよくて見やすい♪

 

・基本コメディ寄りのストーリー展開が微笑ましくて気軽に見られるのがめっちゃいい。


・こんなにホノボノした妖怪系アニメってあまりないかも。ww 良い意味でキッズから大人まで楽しめる気楽な作品。

 

・セリフも多くなくて、しっかりとギャグやオチをつけるためのメリハリがあるからクスクス笑えていいとおもう。

 

・シーン設定が割りとポンポン次々変わるけど、見たりなさや物足りなさがない。設定や状況説明が難しくないのがいいんだろうねー。

 

・安定のエロオチまであって、今はやりのポイントもしっかり抑えていてよくできてるなー。原作がやはり秀逸なのかな。

 

≪描写≫

・キャラクターがキレイでカワイイ!!なんだか妖怪まで可愛らしくて怖くないのがいいね。w

 

・OPやEDでの水墨画的な妖怪描写がベースになるのかと思ったら、全くそんな世界観は無くてキレイすぎるくらいの描写が面白さを増していて作品の特徴になっているね。

 

・肌の艶感がすき。影も薄く入れていて立体感も出していて、ショート作品なのに手が込んでる!うれしいねー、こーゆーの。

 

・一番いいのは目だね。色んな目の表情や光彩があって、クリエーターさんのこだわりが目に詰まっている気がする。

 

≪音楽≫

・ギャグやオチの時のSEの使い方がシンプルながら分かりやすい音で上手く作品の世界観が音によっても表現されているのが見事!

 

・ショート作品だから音をたくさん付けすぎるとうるさい感じになって、ストーリーに集中できないけど、差し引きが上手くて全般ホノボノ系なオカリナ音みたいなのがすき。ww

 

 

【ターゲット】 10代~40代(和風ファンタジー好きな人向け) 

【おススメ度】 ★★★★

【番組HP】 http://kiitarou.jp/