アニメ研究家リュードー的「アニ評論」
秋アニメ:22 『タイガーマスクW』
【カテゴリー】
スポーツ
【放送局】
テレ朝
【制作会社】
東映アニメーション
【概要】
「あしたのジョー」「巨人の星」の梶原一騎さんが原作、辻なおきさんが作画を手がけた「タイガーマスク」のTVアニメ新シリーズ。東映アニメーション創立60周年で制作された。ふたりの若きプロレスラーと復活した組織・虎の穴との戦いが描かれる。新日本プロレスの全面協力により実在のプロレスラーが登場するのも見どころ。
【ストーリー】
東ナオト、藤井タクマの若きプロレスラー2人は、小さなプロレス団体「ジパングプロレス」の練習生だった。 「ジパングプロレス」は悪質プロレス団体 「GWM」に潰され、報復のためナオトは富士の裾野で訓練を受け「新タイガーマスク」となり、一方タクマは「虎の穴」にあえて入り、「タイガー・ザ・ダーク」となる。 「光のタイガー」「闇のタイガー」 2人を待ち受ける戦いと友情の物語。
【視聴評論】
≪ストーリー≫
・プロレスアニメって本当に今じゃ廃れすぎていてこーゆーハードな感じなのってとっても好き!北斗の拳は個人的に好きじゃないけど、タイガーマスクとかキン肉マンとかプロレスバトル系って昔から好きだったなー。
・とにかくストーリーがシンプルで分かりやすい!鍛えて戦って鍛えて戦ってっていうベースがあって、その枝葉で登場人物のサイドストーリーが描き出されるっていう昔のアニメの王道感がとってもいいね♪
・なんだ?!このちょーー早い展開は。ww シーン展開が驚くほどショートサイズでポンポン行くから面白すぎる。飽きない!ただ、ん???ってなるところも随所にあるけどね。
・登場人物の説明や背景描写が少なすぎて意味不明なところが多すぎるっしょーー!!なにもそこは端折らなくても?!ww
・新日本プロレスの選手が出てくるとかウケる。これでプロレス好きな人増えるかもーー。
・技とかが見ていて意外とへーーーってなることが多くて、プロレス知らない人でもなんとなく汗臭さや男と男の魂のぶつかりあい見たいな世界が楽しめていいかも♪
・意味あるセリフをもう少し増やしてもいいかなー。バトルとかを中心にしているからそーゆー意味のセリフはたくさんあるのに、選手背景や心情などを描いたセリフとか展開がちょっぴり少なくて、寄り添いにくい・・・。w
・リング上での戦いとかしっかり描いてほしいなー。もっと時間掛けて。あれ?!一瞬のカットで決着ついた?!っていうことが多すぎるっしょ。ここは端折らないでーー。プロレスアニメなんだからしっかりバトルのシーンはストーリー立ててやってもらいたいなー。
・ストーリーがちょつぴり付いていけなさ過ぎて消化不良気味。もっとディテールは丁寧に描いてもらいたいよなー。ちょいストレス。
≪描写≫
・描き方がメッチャ昭和!!!もーーー興奮しかないね♪この描き方。表情や人物の描写がマンガベースの描き方で細かい線が多くて、なんだかこのマットな感じがとっても好感もてる。
・今のCGや高度な作画技術がある中で、会えての昔のタッチにしているような演出がとってもいい!
・動きや表情などの描写が多少セル少なくてぎこちない感じがむしろいい!www アメコミのアニメみたいだしね。
・キャラクターの顔立ちとかがシンプルで昔っぽいところが最高!ww これってもちろん狙っているよね。w
・口や眉の動きがセリフと若干あっていないところこがむしろいい。アニメってコレくらいでいいんだよねー。ww ただ、時折コマが少なすぎるのもあるところも逆にこの作品の魅力になっちゃってる気もする。
・色使いにあまり繊細さがなくマンガをパラパラ動画にした感じのベタッと感が懐かしさすら覚えていいと思う。ただ、美しさや繊細さを求める今の若いアニファンには物足りなさ過ぎるだろうなー。w
≪音楽≫
・湘南乃風が歌うOPがメッチャ懐かしい!かっちょいいからいいねー♪子供の頃に見たアニメのワクワク感が蘇ってくる!!
・シーン展開が超速いから音の使い方も意外と早めで慌しい感じがするねー。まースポーツ系アニメだからいいんだろうけど。もうちょっとバリエーション欲しいかな。
・音のSEというより、試合での戦いシーンでのセリフでの掛け声とかが多いから割と全体的に静かに感じるね。バトルの映像以上にあまり音で盛り上がらない。
【ターゲット】 10代~50代(男子向け。特にプロレス好きな人は必見)
【おススメ度】 ★★★
【番組HP】 http://www.toei-anim.co.jp/tv/tigermask_w/