アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


秋アニメ⑱  『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』
 


【カテゴリー】
 ミステリーファンタジー


【放送局】
 MX


【制作会社】
 A-1 Pictures

 

【概要】

 「シュタインズ・ゲート」シリーズの志倉千代丸さん初のライトノベル作品をアニメ化。吉祥寺を舞台に、オカルト板まとめ系アフィブログを運営する高校生の主人公と一攫千金を夢見て集まった変わり者の仲間たちがオカルトの真理と世界のピンチに挑む。監督は「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイさん、主題歌は志倉千代丸さん自ら作詞作曲を手がけた。

 

【ストーリー】

 高校2年の我聞悠太。一攫千金狙いのオカルト板まとめ系アフィブログ“キリキリバサラ”を運営し、世に数多存在する超常現象を科学的に「バッサリと斬り斬りしちゃう!」べく、日夜オカルトに挑んでいた。 ところがそんな彼のブログをきっかけに徹底的にマニアックでおかしな同志たちが大集結。出会うはずのなかった彼らの運命が不思議と交差してしまう。そして彼らの周囲で巻き起こり始める小さな小さな“違和感”の数々。それらは次第に大きなうねりとなりやがて想像を絶する大事件へと発展する。


【視聴評論】

≪ストーリー≫
・7話になってよーやくストーリーが動き始めたっていうか面白くなってきたなー。

 

・とにかく不思議な世界観でオカルトをテーマにしている作品なんだけど前半がちょっぴりそれがかけているというかどう捉えていいか分からないような、具体的な何かを掴む感じがないストーリーがある意味面白かった。

 

・オカルトをテーマにした作品って最近無かったかも。ミステリーでそーゆー話題の回はあったけどあくまでサブテーマだったしね。ただオカルトをミステリーとしてジャンルに入れてしまっていいかどうかはわからないんだけど、展開を考えるとまぁミステリーでもいいかと。ww

 

・セリフがメッチャ多い!!とにかく文字起こししたら大変なぐらいのセリフ量。次々に語られるセリフがびゅんびゅん飛んでいくからボーっとは見られないね。

 

・それにしてもこの超はやい台詞回しをするのは声優さんたちもめっちゃたいへんだろうなー。これだけ字数が多いと滑舌良くないと1音1音聞き取れないし。さすが!!練習大変だろうなーって思っちゃう作品。w もちろん中身も面白いんだけどね。

 

・井の頭公園や吉祥寺を舞台にしているから馴染み深い人には面白く見られるよね。こーゆーリアル設定を取り入れる作品が最近多くなっているけど、これは聖地巡礼やそのご当地とのコラボをビジネス的に狙っているからなのか。ww

 

・アニメ戦国時代の中でこーゆーオリジナリティは好きだな!印象深いしね。ただ、前半の展開をもうちょい何とかしたら秋アニメの上位にランクインしてきたのになー。


≪描写≫
・いい!!これいいね♪こんなCGや技術の向上した今、絵をイラストベースにしている感じがとっても印象深いし、かっこいい!

 

・全シーンを同じような描写にするのではなく、時折イラスト感満載にするから余計にメリハリがあって面白いね。

 

・悠太の表情が一番イラストっぽくていいよねー。なのに部屋の設定とかはしっかり描いているからキャラクターの存在感がしっかりとでてくるし。よーーく考えられているよね。

 

・陰影のつけ方がしっかりしていてとっても立体感やその場の雰囲気をしっかり味わえるからいいね。

 

≪音楽≫
・TM曲が志倉千代丸さんが手がけたっていう新しすぎる感じ!カッチョよくてでもなんか不思議なメロや詞で、この作品にぴったりかな。

 

・作中のBGMが全般すごくカッチョいいんだよね♪ちょっぴりハードな感じもあって、ドキドキ感をしっかり音でも演出してくれるしね。

 


【ターゲット】 20代~40代(ミステリー好きな人いいかも) 


【おススメ度】 ★★★★★


【番組HP】 http://occultic-nine.com/