アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


夏アニメ⑤ 『斉木楠雄のΨ難』 



【カテゴリー】
 学園コメディ


【放送局】
 TX


【制作会社】
 PK学園


【概要】
 週刊少年ジャンプで連載中のギャグマンガが原作のアニメ。監督は「魁!!クロマティ高校」の桜井弘明さん、シリーズ構成は「監獄学園」の横手美智子さん。主人公・斉木楠雄役の神谷浩史さん、楠雄を「相棒」と呼ぶが実は鬱陶しがられている燃堂力役の小野大輔さん。


【ストーリー】
 高校生・斉木楠雄は超能力者である。 テレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼など、何でもかんでも 自由自在。誰もがうらやむ最強の能力は、実は本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。 それ故、人前では超能力を封印。目立たず人と関わらずをモットーにひっそり暮らしていた。 しかし何故だか彼の周りには、いつも不思議な人間(生き物)が集まって、 次から次へと嵐のように災難が降りかかるのであった!


【視聴評論】

≪ストーリー≫
・おはスタ内で1話ごと放送されているけど、基本はキッズ向け作品なんだろうけど、いやいや、これは大人が見ても楽しすぎる作品でしょ♪リュードーは深夜の5話まとめての放送をチェック♪

・ショートサイズの作品が増えている中、この短い尺の中でテンポ感最高でとにかく笑える作品は久しぶりかもなー。

・超能力っていうと平和とか正義の味方とかそーゆー展開が多いけど、とことんコメディにこだわってそこに超能力がはまってくるっていう作りが新しいし、分かりやすくてめちゃくちゃ楽しい!

・とにかく分かりやすいオチがずっと続いていてお腹いっぱいになっちゃうかと思うけど、これがまた軽いものばかりで同じ切り口のオチでも深みが増していくというか、ストーリー展開がオチでさらに深くなっていくっていうかなりの上級手法で見ていて圧巻。

・作りこみすぎるアニメはもちろん素晴らしいけど、これくらいフワッと息が抜ける作品はかなりのオアシス的アニメだね。本当に尺が短いから見てもらいたい!分かりやすいコメディタッチが最高!

・1話ごと完結で飛ばし見しても全く問題ないのがたくさんの作品を見るアニファンや見る時間が限られている大人にピッタリ。疲れた大人にはピッタリの笑える作品!ぜひ見てもらいたいね。


≪描写≫
・ここまでマンガを忠実にしている絵作りって無いんじゃないかって思うくらいの新しさと面白さがあるよね。吹きだしとか、効果音のガチャガチャとかを文字で書くとか、自分でめくらなくてよい漫画っていう雰囲気が最高!

・絵のタッチがラフなんだけど、このゆるさがとっても楽しめる要素になっていて、ギャグアニメだからこそのこの絵なんだよね。

・オチのシーンでキャラが豹変したり劇画になったり本当にバリエーションに富んでいて見ていてワクワクする!


≪音楽≫
・OPが、花江くんが歌う主題歌「青春は残酷じゃない」。先日文化放送エジソンで花江君に聞いたけど、いやー、しっかりアーティストしちゃってるね♪声が高い!!!www 最初知らずに聞いたら女性ボーカルかと思っちゃうくらいだね。

・音楽はサイキックラバーが担当しているんだけど、テロップ表記がアニメをモチーフにして斉木ックラバーになってるし。ww  もちろん音楽はサイキックラバーの存在感もちょいちょいでてくるような構成がすき♪


【ターゲット】 10代~40代(笑いたい人向け。www)


【おススメ度】 ★★★★★


【番組HP】 http://www.saikikusuo.com/

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