アニメ研究家リュードー的「アニ評論」
夏アニメ① 『RS計画 -Rebirth Storage-』
【カテゴリー】
ロボット
【放送局】
ＣＸ
【制作会社】
ＤｅＮＡ等
【概要】
フジテレビ、ディー・エヌ・エー、エブリスタの３社によるオリジナルＴＶアニメ製作プロジェクト「僕たちの見たいメカアニメをつくろう製作委員会」から生まれたオリジナルアニメ作品。単発の特別番組として放送。
【ストーリー】
西暦２０２５年、突如出現した未知の脅威「機巧」は人類への攻撃を展開し多くの都市がなすすべもなく破壊された。 窮地に立たされた人類だったが、日本で機巧の残骸が発見されたことをきっかけに設立された「東京機巧研究所」を拠点に、機巧の兵器利用の研究が進められていく。 毒をもって毒を制すべく、機巧をもって機巧に対抗せんとするその方策は人類に残された唯一の希望だった。そして9年後。発見された残骸を手がかりに開発された主力機巧「むっつ」の実戦投入が近づいていた。「むっつ」搭乗パイロットの候補生として選ばれた 少年・佐神凛と少女・御堂結絃は、人類の未来という大きすぎる希望を背負いながら課せられた任務に果敢に立ち向かっていく。しかしふたりを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な運命だった。
【視聴評論】
≪ストーリー≫
・大人たちが本気で見たいロボットアニメを作る！というコンセプトから生まれたロボアニメで、その気概とコンセプトにはベタぼれ！！そーーゆーー大人の遊びって素晴らしいと思う。
・３０分サイズの１話完結ものだから、とにかく基礎情報などを盛り込む余裕も無くロボットをどう見せてくるのか？！というところに終始注目していたけど、やっぱり難しいよねー。
・基礎情報をＨＰなどで見た上で作品を見ても、かなりストーリーは分かりづらいね。しょーがない、これは。２時間枠の１話完結ならまだしも３０分だし。
・ロボ＝機巧、人間関係、舞台、敵、主人公、これをまとめるだなんてね。この作品は、１話で全てをまるっと分からせようとしたからちょっぴり味気ない感じになってしまったかなーっていう印象。
・機巧に乗り込む主人公の２人の関係が実は姉弟だったとか、敵の機巧をベースにして人間が乗り込めるようにしたとか、西暦２０２５年っていう微妙な設定、等々全てを盛り込まなくても良かった気がする。
・１点突破でロボアニメがテーマなのだからもっとロボやメカに配分を多くしても良かったと思う。ロボアニメなのになんだかロボがただ蹴ったりパンチしたりで戦うだけで、ロボの良さが殆ど見られなかったのが残念。
・制作者が僕より年齢が上なのか、あまりにもシンプルすぎるロボットの戦い方で、なんだか昭和のロボットアニメをみているようだったね。
・ガンダムやマクロス、ヤマトなどのロボメカが大好きで育ったリュードーとしては、ロボのよさって一番はやっぱりその細かいディテールなんだよね。ファーストガンダムで言えば、コアファイターが他のパーツとドッキングしてロボになるとか、マクロスでいうと戦闘機がロボになるとか、その変化や稼動の面白さっていうのがロボメカの良さだと思うのさ。
・今回の機巧は、そもそもロボがどんな設定なのか全く分からない中、パイロットが乗り込み、次第に記憶が無くなっていったり命を落としてしまうという展開がどーも腑に落ちなかったなー。え？？ロボってそーゆーものなの？？見たいな。そう考えると世界観がエヴァにかなり似ているような気もする・・・。
・一番残念だったのが、機巧がヘリに運ばれて戦闘場所まで来るシーン。えっ？！飛べないの？？って思ったあとに、反重力システムとかでちょっぴり浮いたり、エンドでは飛び立って空中で敵と戦っていたり。設定があまりにも微妙というか一貫性がなくて残念だったなー。
・次回に続くようなエンドシーンだったけど、伏線が深すぎてスッキリしなかったのもちょっぴり残念。
≪描写≫
・キャラ描写がキレイで驚いた！！かなりしっかりと作りこんでいる感じがして飽きの来ないキャラデザがいいね♪
・表情がシンプルすぎたのがちょっぴり残念。まーしょーがないよね。ここまで作品のクオリティを保っただけでも凄いもん！！ただ、贅沢を言えば、もう少しそれぞれのシーンにおいてキャラの表情や汗だったり色々変化があったら面白かったかな。
・ロボ＝機巧がかなり無骨でびっくりした。今の時代にこんなメカデザインをしてくるなんて！って思うほどの大柄な感じで、でもどことなく小さいころに見たロボットアニメみたいでかっこよさもあったね。
・司令室のシーンで、オペレーターが４人に司令官１人、メインモニター１つっていう超シンプルな描写にちょっぴり驚いた。えーーー！！ロボ系の面白さって、実はこーゆー司令室だったりコックピットの中だったりするのになーー。って思った。もう少しここにも力を入れて欲しかったなー。
・ただエアモニターの描写は細かくて好き♪
・機巧が上空から着陸するシーンで町を上からみたカットがあったけど、箱書きばかりでちょっぴり寂しかったなー。もう少し細かく書いて欲しかった。
・ロボメカが大好きだからこそ、色々書いちゃったけど、３０分１話完結で大資本が入っているわけでもない作品作りにおいてここまで完成度の高いものが放送されたのは本当にお見事で素晴らしいと思う！！
≪音楽≫
・戦闘シーンでＢＧＭを引きっぱなしであったのが残念。ロボアニメって戦闘シーンはそれぞれの武器の音だったりＳＥをかなり入れて臨場感あるシーン作りをしていたけど、なかなかそれも時間かかるから難しいよね。もう少しＢＧＭを引いても良かった気がするなー。
【ターゲット】 １０代～５０代（ロボットアニメが大好きな人）
【おススメ度】 ★★★★
【番組ＨＰ】 http://rsproject.jp/
夏アニメ① 『RS計画 -Rebirth Storage-』
【カテゴリー】
ロボット
【放送局】
ＣＸ
【制作会社】
ＤｅＮＡ等
【概要】
フジテレビ、ディー・エヌ・エー、エブリスタの３社によるオリジナルＴＶアニメ製作プロジェクト「僕たちの見たいメカアニメをつくろう製作委員会」から生まれたオリジナルアニメ作品。単発の特別番組として放送。
【ストーリー】
西暦２０２５年、突如出現した未知の脅威「機巧」は人類への攻撃を展開し多くの都市がなすすべもなく破壊された。 窮地に立たされた人類だったが、日本で機巧の残骸が発見されたことをきっかけに設立された「東京機巧研究所」を拠点に、機巧の兵器利用の研究が進められていく。 毒をもって毒を制すべく、機巧をもって機巧に対抗せんとするその方策は人類に残された唯一の希望だった。そして9年後。発見された残骸を手がかりに開発された主力機巧「むっつ」の実戦投入が近づいていた。「むっつ」搭乗パイロットの候補生として選ばれた 少年・佐神凛と少女・御堂結絃は、人類の未来という大きすぎる希望を背負いながら課せられた任務に果敢に立ち向かっていく。しかしふたりを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な運命だった。
【視聴評論】
≪ストーリー≫
・大人たちが本気で見たいロボットアニメを作る！というコンセプトから生まれたロボアニメで、その気概とコンセプトにはベタぼれ！！そーーゆーー大人の遊びって素晴らしいと思う。
・３０分サイズの１話完結ものだから、とにかく基礎情報などを盛り込む余裕も無くロボットをどう見せてくるのか？！というところに終始注目していたけど、やっぱり難しいよねー。
・基礎情報をＨＰなどで見た上で作品を見ても、かなりストーリーは分かりづらいね。しょーがない、これは。２時間枠の１話完結ならまだしも３０分だし。
・ロボ＝機巧、人間関係、舞台、敵、主人公、これをまとめるだなんてね。この作品は、１話で全てをまるっと分からせようとしたからちょっぴり味気ない感じになってしまったかなーっていう印象。
・機巧に乗り込む主人公の２人の関係が実は姉弟だったとか、敵の機巧をベースにして人間が乗り込めるようにしたとか、西暦２０２５年っていう微妙な設定、等々全てを盛り込まなくても良かった気がする。
・１点突破でロボアニメがテーマなのだからもっとロボやメカに配分を多くしても良かったと思う。ロボアニメなのになんだかロボがただ蹴ったりパンチしたりで戦うだけで、ロボの良さが殆ど見られなかったのが残念。
・制作者が僕より年齢が上なのか、あまりにもシンプルすぎるロボットの戦い方で、なんだか昭和のロボットアニメをみているようだったね。
・ガンダムやマクロス、ヤマトなどのロボメカが大好きで育ったリュードーとしては、ロボのよさって一番はやっぱりその細かいディテールなんだよね。ファーストガンダムで言えば、コアファイターが他のパーツとドッキングしてロボになるとか、マクロスでいうと戦闘機がロボになるとか、その変化や稼動の面白さっていうのがロボメカの良さだと思うのさ。
・今回の機巧は、そもそもロボがどんな設定なのか全く分からない中、パイロットが乗り込み、次第に記憶が無くなっていったり命を落としてしまうという展開がどーも腑に落ちなかったなー。え？？ロボってそーゆーものなの？？見たいな。そう考えると世界観がエヴァにかなり似ているような気もする・・・。
・一番残念だったのが、機巧がヘリに運ばれて戦闘場所まで来るシーン。えっ？！飛べないの？？って思ったあとに、反重力システムとかでちょっぴり浮いたり、エンドでは飛び立って空中で敵と戦っていたり。設定があまりにも微妙というか一貫性がなくて残念だったなー。
・次回に続くようなエンドシーンだったけど、伏線が深すぎてスッキリしなかったのもちょっぴり残念。
≪描写≫
・キャラ描写がキレイで驚いた！！かなりしっかりと作りこんでいる感じがして飽きの来ないキャラデザがいいね♪
・表情がシンプルすぎたのがちょっぴり残念。まーしょーがないよね。ここまで作品のクオリティを保っただけでも凄いもん！！ただ、贅沢を言えば、もう少しそれぞれのシーンにおいてキャラの表情や汗だったり色々変化があったら面白かったかな。
・ロボ＝機巧がかなり無骨でびっくりした。今の時代にこんなメカデザインをしてくるなんて！って思うほどの大柄な感じで、でもどことなく小さいころに見たロボットアニメみたいでかっこよさもあったね。
・司令室のシーンで、オペレーターが４人に司令官１人、メインモニター１つっていう超シンプルな描写にちょっぴり驚いた。えーーー！！ロボ系の面白さって、実はこーゆー司令室だったりコックピットの中だったりするのになーー。って思った。もう少しここにも力を入れて欲しかったなー。
・ただエアモニターの描写は細かくて好き♪
・機巧が上空から着陸するシーンで町を上からみたカットがあったけど、箱書きばかりでちょっぴり寂しかったなー。もう少し細かく書いて欲しかった。
・ロボメカが大好きだからこそ、色々書いちゃったけど、３０分１話完結で大資本が入っているわけでもない作品作りにおいてここまで完成度の高いものが放送されたのは本当にお見事で素晴らしいと思う！！
≪音楽≫
・戦闘シーンでＢＧＭを引きっぱなしであったのが残念。ロボアニメって戦闘シーンはそれぞれの武器の音だったりＳＥをかなり入れて臨場感あるシーン作りをしていたけど、なかなかそれも時間かかるから難しいよね。もう少しＢＧＭを引いても良かった気がするなー。
【ターゲット】 １０代～５０代（ロボットアニメが大好きな人）
【おススメ度】 ★★★★
【番組ＨＰ】 http://rsproject.jp/