アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


春アニメ⑭ 『聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ』
 


【カテゴリー】
 冒険ファンタジー


【放送局】
 TX
 

【制作会社】
 ブリッジ


【概要】
 スマホ向けカードバトルRPG「聖戦ケルベロス」の世界をアニメ化した作品。剣と魔法が支配するクナアーン大陸を舞台に、破壊をほしいままにしていた邪竜・ダガンゾートを退治するため、主人公・ヒイロの旅を描く。監督は「ケロロ軍曹」「ノブナガン」の近藤信宏さん


【ストーリー】
 剣と魔法が支配するクナアーン大陸。クナアーン大陸には、各地に出没し大地を焼き破壊をほしいままにしていた邪竜と恐れられるダガンゾートが存在していた。16歳になったヒイロは、邪竜ダガンゾートを探し出す旅の道中で、様々な種族の人々と出会い、いつしか仲間となってダガンゾート討伐を目指していく。


【視聴評論】

≪ストーリー≫
・安定の冒険ファンタジーモノ!今期はベタベタな冒険モノが多いね。アニメの原形じゃないけどこーゆー冒険モノって昔見たドラゴンクエストみたいなゲームベースのアニメ化だから意外と好き。

・何よりも設定が分かりやすくて、アニメ初心者にピッタリ。キャラも世界観もとにかくシンプル。

・主人公のヒイロが冒険を通じて成長するという構図が好き。やっぱり設定はシンプルもいいよね!!伏線がもちろんたくさんあるのも色々妄想できるからいいけど。

・登場キャラが多くてまだストーリーが展開していない段階だとわかりずらい。関係性とか。

・魔導師と剣士の戦いってかなり好き!!昔から魔法系のアニメが大好きだったから。そもそも魔法に剣が勝てるわけないのに、勝っちゃうっていうのがよくありがちだけどアニメっぽくて好き。

・セリフが割りとのぺっとしていて、なんかキッズアニメのように感じる。深夜アニメなのにキッズ感が漂うのは演出なのか?!

・街並みや戦い方が古代ローマ的なよくある冒険ファンタジーものの描き方で見やすいね。もう少し工夫されていてもいいかもしれないけど。

・会計士っていう設定のドラゴン風のパルパが、関西弁でウケル!!キャラが可愛くてかなり好き。お金に細かいって言う設定が、関西人を表現しているのかな。www

・全体を見て思うのは、なんとなくリアル世界の地方性などを入れているような気がするんだよね。

・ストーリーの展開が割りと地味。仲間たちと同じようなステージでワチャワチャ賑やかしくやるっていうのがなー。もう少し冒険ファンタジーなら、冒険感を出してもらいたいと思うなー。


≪描写≫
・すげーシンプル!!ちょっぴり昭和を感じるシンプル描写が好き。CGとか多用している中でこのさっぱりした描き方って。人によっては物足りなさを感じるかもね。

・キャラの表情が一辺倒でちょい面白みが無いかな。口元を線だけで描いていたり、同じ動作を繰り返すだけとか、変化が少なすぎてね。

・ロング映像になると、キャラの表情が線だけになってたり、意外とがさつなところが・・・。涙 作画大変なのは分かるけど、こーゆーところを見ちゃうんだよねー。

・背景がなんだか一枚絵みたいに見えるシーンが多々あってちょい残念。もったいないなー。


≪音楽≫
・SEのつけ方がいいね!ただゲームベースの作品のせいなのか全体的にずっとBGMを引いているような感覚に聞こえてしまうのがもったいない。

・もちろん良く見て聞くと差し引きはされているんだけど、キャラ感情を表す音楽が前にやや出すぎている気もする。

・ENDがいかにもアニソンで好きだなー♪もう少し癖があってもいいかと個人的に思うけど。



【ターゲット】 10代~40代(冒険もの好きな人はいいね!)


【おススメ度】 ★★★★


【番組HP】 http://cerberus-anime.jp/