アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


春アニメ⑩ 『逆転裁判』


【カテゴリー】
 リアル


【放送局】
 YTV
 NTV


【制作会社】
 A-1 Pictures


【概要】
 カプコンの法廷バトルアドベンチャーゲーム「逆転裁判」シリーズをアニメ化した作品。無実の罪に問われる被告の弁護人が、捜査や証言の矛盾から事件の謎を解き法廷で無罪を勝ち取っていく様子が描かれる。監督は「ドラえもん」シリーズや「宇宙兄弟」の渡辺歩さん、シリーズ構成は「ポケットモンスター」「金田一少年の事件簿R」の冨岡淳広さん。主人公の成歩堂龍一の声は梶裕貴さんが担当。


【ストーリー】
 無実の罪に問われる被告の弁護人として捜査をしたり証言の矛盾を見つけたりして謎を解き、法廷で無罪を勝ち取っていく。作り込まれたシナリオと個性的なキャラクターが登場するところが見所の1つ。


【視聴評論】

≪ストーリー≫
・読売テレビの得意とするリアルベースのストーリー展開。弁護士、裁判っていう設定が今まで他に無かったよね。こーゆー設定って分かりやすくてとってもいい!!

・土曜夕方のキッズアニメとしてはコナンや金田一などの探偵推理作品シリーズの流れの1つだよね。家族で楽しめる設定が素晴らしい!

・主人公とサブキャラたちの関係が明白で誰が見ても分かるというのが良い!なのに、しっかりと推理の世界へ誘うっていうのが上手い♪

・専門用語も多少使われているけど、分かりやすい表現に言い換えるようにしているからキッズも楽しめる。

・1話で終わらず数話に渡ってストーリーを展開させるので1話ごとがゆっくりと見る事ができるのと、難しい世界だからこそゆっくりと話を進めることでより分かりやすくしている気がする。

・裁判というのに、時にはおかしなキャラが出てきたりしてギャグシーンが展開されたりと化するので飽きないね!こーゆーのってイイね。

・ゲームがベースになっているからそれに基づいた分かりやすい展開が続いてる。次はAまたはBみたいな選択で分かりやすく次に進むって言うのが分かりやすくて、無駄な伏線がないからシンプルで好き。

・ゆっくりのんびり見る事ができる作品だよね。コナンや金田一と本当に同じような世界でよい。シリーズモノとして続いて欲しいなー。


≪描写≫
・キャラクターの描写はゲームのようなシンプルさ。最初は見ているとなんだか物足りなさを感じてしまうけど、すっきりしていてこれはこれでよいね。

・セリフ回しのシーンでは、キャラの口元だけを動かす描き方表現だけど、悪くは無いかなー。まぁ不自然だけど。ww

・キャラがシンプルな分背景をよーく見てみると、裁判所の法廷のに使われている装飾の木や椅子、テーブルなど細かいデザインや模様まで描かれていて細かい職人芸が見られて嬉しい!

・テロップの出し方が本当に印象的!!ゲームが原作だからこそのゲーム風のテロップの出し方。これはゲームやっていた人は絶対にテンション上がるだろうね!!!

・ゲームがどんな感じが知らなかったけど合間のCMでゲームの様子が流れていて見たけど、本当にアニメでも高く再現されていて、いやーーこれは嬉しいもんだね。ここまでディテールを同じにするって大変だろうし。

・室内の観葉植物の陰や椅子の陰、モノの立体感などよーく見ると細かくこだわっているところが良く分かる。

・本当にゲームを見ているような感じで新しいね、こーゆー描き方も。


≪音楽≫
・音の作り方もゲームみたいな特徴ある音を使用しているからゲーム原作の世界を壊さない感じがとってもいいね。

・全体的にずっとBGMやSEがひかれていてゲーム展開と同じような作り方なのだろうけど、もうすこし差し引きしても良いかなーって思う。

・効果音がまさにゲーム!!って感じでアニメにしては面白い音付けだとおもうね。

・OPがジャニーズWESTで、いかにもジャニ曲になっているから楽しい!ジャニまでアニメタイアップとか新しいよね。そこまでしなくても・・・。ってか、普通に音楽が売れない時代だからアニメを狙ったのだろうけど、そこはあたりだよね。良く分かっていると思う。しかもイイ曲だし。



【ターゲット】 10代~40代(親子で楽しんで欲しい作品)


【おススメ度】 ★★★★★


【番組HP】 http://www.ytv.co.jp/animegyakuten/


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