アニメ研究家リュードー的「アニ評論」


秋アニメ⑲『牙狼 -紅蓮ノ月-』



【カテゴリー】
 和風ファンタジー


【放送局】
 TX


【制作会社】
 MAPPA


【概要】
 平安時代の京ので夜な夜な起こる怪異に戦う者たちがいた。 黄金の鎧を持つ若き魔戒騎士・雷吼と謎多き魔戒法師・星明。新たな怪異の噂を聞きつけた雷吼は、火羅の仕業ではないかと調べ始め怪異と戦っていく。



【特徴】
 独自の幻想世界観を持つ特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズのアニメ第2弾。続編ではなく完全新作で、平安の都を舞台に新たなキャラクターたちが活躍する。シリーズ構成は「鋼の錬金術師」の會川昇さんと「うしおととら」の井上敏樹さん、キャラクターデザインは人気漫画家の桂正和さんが担当。



【視聴評論】

≪描写≫
・全体的に優しい背景タッチでキャラがしっかりと立つから良いね。

・街人の顔が日本昔ばなし的な感じでシンプルなのに対して、メインキャラたちはしっかり描写でメリハリあるから見やすい。

・夕陽や暗闇での影の使い方とかが細かくて臨場感ある。

・もののけのCG描写がスゲーかっこいい!立体感や細かいディテールが半端ないね。桂正和先生が設定しているからなんだかウイングマンを思い出す。


≪ストーリー≫
・古来の都京都が舞台で、安倍晴明が星明になってて女性であるとか設定がうける。

・もののけと人間、魔界騎士との関係性がわかりやすい構図で世界に入りやすい。

・ストーリーがオモロイね!しっとりしたエピソードから突然のギャグネタみたいなものに変わったり、BGMで変化を付けたり。

・ただもう少しテンポが欲しいな。まったりし過ぎた展開がちょい飽きがきちゃう。

・戦闘シーンがあっという間でもう少しじっくり戦ってもらいたいな。


≪キャラ≫
・昔から和風ファンタジーは大好き!桂正和先生がキャラクター設定をしているのでかなり期待高い!

・着物や神職らのコスチュームがオリジナリティーあってかっこいい。

・雷こうが星明の力で鎧のようなアーマーを付ける変身シーンがイイね。


≪セリフ≫
・主役雷こう役の中山麻聖が慣れてない感がハンパなくてどーしても他のキャストと比べると棒読み感が拭えない。

・色んな大人の事情があってもこれはなー。あまり頂けない。実写とキャストを同じにしなくてもなー。


≪音楽≫
・OP曲が影山ヒロノブさんで力強さの中に不思議な妖艶さがあって作品にぴったり!

・END曲は作品本編に寄り添った歌詞やメロディーでOPとはまた一味違う女性ボーカルがハマっててよいね。




【ターゲット】 10代~20代(女子が好きかな)


【おススメ度】 ★★★★(主役の棒読み感でマイナス1)


【番組HP】 http://garo-project.jp/ANIME2/








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