新型MT09のアクセルレスポンスは進化しました。
電子スロットルになったおかげで、開け始めがスムーズ。
その弊害で、初期型のようなクラッチミートだとエンスト。
そんな瞬間もあります。
感覚的には250ccバイクをスタートさせるような。
少しアクセルを開けながらミートするほうがスムーズ。
走り出してしまえば、クラッチ不要なので。
発進の時だけ、チョイと気を遣うくらいです。
感覚から想像するに。
開け始めの時だけ、電子スロットルの制御がスローになって。
開ける動きを滑らかにしてると思われます。
それが結果として、開け始めのトラクションが穏やかなり。
コントロールのしやすさにつながっていると思われます。
それでいて、クイッとアクセルを絞ると。。猛烈にダッシュ。
そこから先は、初期型と同じです。
ただ、その猛烈な加速も。。TCSの支配下にあって安全。
開け始めのガツンとくるドンツキが影を潜めました。
しかしながら。。
BCキャンセルのために、ヒューズを抜くと。。
開け始めの電子制御が解除され。
初期型のようなドンツキが顔を出します。
それもパワーアップしたドンツキが。。
エンジンのパワーやトルクが上がった分。
初期型以上に、扱いづらい暴れ馬に変身します。
ともあれ、電子制御に任せておけば従順な暴れ馬。
非常に扱いやすく、快適で。。官能的。
ひとひねりでフロントタイヤを高々と持ち上げ。
フロントをあげたままシフトアップ。
アクセルでのウイリー角度もコントローラブル。
さらにシフトアップし、ふわりと着陸。。
レバーを右手の指で、クッと絞るとすぐさまフルボトム。
加速同等のGで減速し、スイっと止まる。
短い距離でも自由自在に離着陸できる
まるで小型戦闘機のような。。そんなマシンです。
ただし。。ジムカーナ的な。
アクセルの微開領域でのレスポンスは。。もう少し。
欲張って言うと、もう少しマイルドになってほしい。
たぶんわがままでしかないですが。
出来がいいだけに、そのもう少しが欲しくなってしまいます。
これも想像の領域を脱しないのですが。
電子スロットルの操作に対して、アクセル開度をスローにコントロール
それが、扱いやすさにつながっていると思うのですが。
トキドキ、スロットルモーターの回転遅れを感じてしまいます。
電スロ開度そのものがリニアに伝わっての制御ならいいのですが。
若干の遅れが発生しているのでわ?。。と。
スタートでエンジンストールしたり。
バンク中に息つきを発生することがあり。
その辺に疑いを持ったりもしてます。
総じて、素晴らしいマシンであることは変わりないのですが。
もっと改善してほしい。。そんな部分が見え隠れし始めました。