ツイードコースで必ず撮るのが、受講生とインストラクター全員で撮る記念写真です。先輩受講生が若いときに受けた写真を見せてもらったことがあるかもしれません。その写真の背景といえば、大きく枝を広げたオレンジの木です。枝に実ったオレンジ色の実で季節を感じたりしたものです。コース内の過去の記念写真をずっと見ていくとわかるのですが、近年撮影場所が変わりました。今までと反対側の前庭の芝生の上で撮るようになりました。定番だった背景のオレンジの木を今度は正面に見ながら撮るわけです。新しい写真は背景に本館建物の一部と、お隣との境の塀が写るようになりましたが、背景としては今までのオレンジの木とアネックスの建物の方が良かったのではと思うかもしれません。それでも撮影場所を変えたのは、太陽の光の当たり具合の問題だったようです。オレンジの木を背後にすると、太陽の光が横から入るので写る人の顔に影が出やすいことと、眩しがって表情が曇る人が出ることが前から気になっていたようです。
今の撮影場所にはオレンジの木のようなシンボルはありませんが、別の木が植えられていますので、やがてはそれが大きく育ち、新しいシンボルになることでしょう。