今年観た映画のパンフレット。今回は「恋するプリテンダー」。原題は「Anyone But You」で、訳すと「あなた以外なら誰とでも」といった感じでしょうか。久々に映画館で観るラブコメですな。

 

 ロースクールの学生ビー(シドニー・スウィーニー)と金融マンのベン(グレン・パウエル)が街角のカフェで出会う。二人はその日ベンの自宅で最高の夜を過ごすが、ある行き違いからビーは恋する気分が一気に消え去ってしまう。その半年後、ビーとベンは結婚する女性カップルハリー(ハドレー・ロビンソン)とクローディア(アレクサンドラ・シップ)の妹と親友として再会し、オーストラリア・シドニーで行われる結婚式に出席することになる。歪み合う二人だったが、ベンの元カノのマーガレット(シャーリー・フレイザー)と彼女の現パートナーのボウ(ジョー・デヴィッドソン)やビーの元カレのジョナサン(ダレン・バーネット)もシドニーで合流し、状況は複雑に。そんな中、フローディアの兄でベンの親友のピート(GaTa)や結婚する二人などがビーとベンの二人をカップルにしようと企てる。そんな企てを見抜いた二人は、最高の結婚式にすることを最優先するためにその企てに乗り、恋人同士のフリをすることになるが、という話。

 

 いやあ、今時のラブコメはこんな感じなのですね。最初は好意を寄せ合う二人がある行き違いから歪み合うことになるっていうのはわりとありがちなのかと思うけど、ベンが元カノのマーガレットに未練を残していてマーガレットの気を引き嫉妬させるためにビーと恋人を演じるってのは新しいのかな。その一方で、ビーはジョナサンと幼馴染で仲は良いのだけど、結婚には乗り切れない状況。恋人を演じる二人が、そのまま恋仲になって、という展開かと思いきや、もう一捻りあって「よく考えられているなあ」と感じました。

 

 また、マーガレットの登場シーンにビックリ。オーストラリアを印象付けたいのか、マーガレットはいきなり海辺でトップレスの状態で登場する。さらにビーとベンのラブシーンもかなり際どい描写だったりする。これも今時のラブコメの特徴なのでしょうか?

 

 最後に一つ乗れなかった点が。ラスト、ベンが使う”交通手段”、道義的に見てあれはないでしょう。