今年観た映画のパンフレット。今回は「マトリックス・レザレクションズ」。2種類のパンフレットがあったけど、購入したのは「特別版」のほうです。

 マトリックス3部作は映画館で観た記憶がない。多分WOWOWかスカパー!で観たんだと思う。大まかな枠組みの記憶はあったけど、詳細は忘れている。なのでNetflixでちょっと復讐してから臨んだのだけど、あまり効果はなかったなあ。

 前3部作がゲームとして扱われている世界が舞台。トーマス(キアヌ・リーヴス)はそのゲームデザイナーだったりする。当然こちらも現実ではなく仮想空間で、エージェントスミス(ジョナサン・グロス)は、そのゲーム会社でトーマスの上司だったり、トリニティ(キャリー=アン・モス)は会社近くのカフェに通う人妻だったりする。そんな世界で、トーマス=ネオが救世主と信じるバッグス(ジェシカ・ヘンウィック)がネオを見つけ出して覚醒させようとするが、という話。

 意図的に第一作をトレースする格好で「マトリックス」のその後の世界を描写していく。その中で異質なセラピスト(ニール・パトリック・ハウス)。こういう展開は嫌いじゃないけど、ちょっとクドい感じがしてしまいました。場面転換で新幹線が出てくるけど、これもちょっとイマイチでしたね。

 ラナ・ウォシャウスキー監督がなぜいまさら「マトリックス」だったのか? 従来の「マトリックス」3部作が世間にどう捉えられているのかあまり意識していなかったけど、作者としては書き換える必要性を感じたのだろうね。

 でも、ラストのトリニティのセリフは、やっぱり違和感が残りました。