前回に引き続き思い当たる節パート2“電車乗れない編”をお送りします。

それは高校時代に遡ります。ある授業中、ふと息苦しさを感じました。息が詰まるとかじゃなくて物理的にいくら息を吸っても肺がいっぱいにならないって感じ。瞬間パニックになるも次第に落ち着き何事もなく授業終了。その後部活やら委員会やらでバタバタしてたためその日は忘れてしまっていましたが、週2.3回ぐらいのペースでそれは起こっていました。

前回書いてて思いましたが、ここでおかしいと思って行動を起こさないのが私の悪い癖なんですよね。いま大丈夫ならいいか、みたいな。

部活も引退し受験勉強の始まった3年の夏、さらなる異変が。通学中の電車内で同じような症状が現れたのです。さらには猛烈な吐き気もあらわれ途中下車せざるを得ませんでした。落ち着いてからまた電車に乗り込むも一駅でダウン。右手にはビニール袋を握りしめ、必死の形相で高校の最寄り駅までなんとかたどり着きました。
不思議だったのは電車のドアが開いてる間は平気、閉まった瞬間から症状があらわれる、って点です。当時は閉所恐怖症なのかななんて思い、家の押入れに閉じ籠もってみましたが不安どころか安心感すら感じました。

自転車通学も考えましたが片道1時間チャリを漕ぐのは現実的でなく、泣く泣く電車通学を続けることに。途中下車を繰り返すうちに遅刻も増え、次第に遅刻指導を受ける程までになります。(え??その分早く起きればいいじゃんって??)
その後も通学中、時には授業中にも窒息感、謎の吐き気に悩まされ、受験勉強なんて全くもって手につきません。その結果、大学受験は滑り止め含めほぼ全滅、第一志望に関しては会場までたどり着けずといった散々たるものに…。辛うじて引っかかった滑り止めの滑り止めに進学することになりました。

電車通学の距離も倍以上に増え、これはマズイぞ…と思っていたところに転機が。受験からの開放や環境の変化でそれまでの症状がパッタリとあらわれなくなったのです。結果はどうあれ、時間と環境が解決してくれたようです。が、当時は特に深く考えず体が丈夫になったんだな〜くらいにしか考えていませんでした。
その後は電車通学も楽勝、夜行バスや新幹線も平気といった無双ぶり。そして就職しストレスで再発、今に至ります。あ、今はもう治ってますが…。

こうして書いていると思うのですが、まさか自分が精神疾患に罹るなんてって思わなければなんとなく思い過ごせちゃうものなんですね。
薄々気づいてると思いますが、私、変な所だけメンタル強いんです。もちろん当時は地獄のような苦しみでしたが、それ以上に勉強したくない、とか朝起きたくない、とかそれ以上の悩みの方が強いと掻き消されちゃうんですよね。

あ、もし同じ悩みを持つ方は迷わず病院行ってくださいね。れっきとした異常ですから。