相生晩茶は那賀町相生地区で出荷される晩茶です
通常のばん茶は緑茶から摘まれ最後に摘むお茶を一般に言いますが、相生地区のばん茶は釜でいったあと桶に入れて発酵させるため晩茶という漢字が用いられています
今日は晩茶の茶摘みから出荷までの工程をご紹介します
※晩茶の工程は家によって多少の違いがあります…
👆茶摘み風景
茶摘みは雨の中でも行われます





パラソルやブルーシートの下で茶摘みが行われているため、この季節に那賀町相生地区でパラソルやブルーシートを見つけた時は茶摘みをしている可能性が大です





緑色の茶葉に覆われたチャノキは茶摘みを終えると枝部分だけになります



だいたい20~30分で茹であがるそうです

釜で茹であげた茶葉は少し茶色っぽく色づきます



茹であがったすぐはとても熱いので一度冷ましてから次の工程にうつります

この工程では機械を使って先ほど茹でた茶葉を摺っていきます

30回、だいたい1分程度摺るそうです



今は機械がありますが機械がなかった頃はお茶を薄く敷き手作業で摺っていたそうです





摺りおわった茶葉は茶桶に入れます

この茶桶には乳酸菌がうつっているそうなのですが、この乳酸菌で家によってそれぞれ味が変わってくるんだそうです

だいたい2,3日で発酵するそうです



出来上がった相生晩茶は「相生晩茶」と書かれた袋に詰めて市場で販売されます

相生晩茶を見かけた際はぜひ手に取って飲んでみてください


