7月12日

南西沖地震があった日。


私は4年生だった。


眠りにつくかつかないか、 そんな 時間に地震がきた。

あの頃は つなみ の 知識が 全然なくて、
地震が 終わり、 家族 皆で 顔を見合わせていたとき

隣の 家から ばあちゃんが 走ってきて

『次は津波だーーーー』

そう 叫んだ。

ーーーーーこの言葉は 今でもずっと私たちの中に刻まれる言葉になった。


私たちは 無我夢中で 家を出た、

たまたま 足を骨折中だった 妹を 背負い、 山へむかって 走った。


ふと 振り返ると、母たちは 車に乗りかかっているところだったので、

山にむかっていた 道を 逆走し、

車の元へ

でも そのとき 既に 津波がやってきて
車に飛び乗り 扉を閉める前に 母は 急いで 車を発車させる。


津波を真っ向から 受ける形になったけど、アクセルと ハンドルきって
なんとか 乗り切った。

ーーー津波は 「引き」の力の方が強い。ことを後で知った。


ーーーーそして車に のらずに、すぐ前の山を 登った方が安全だった。


山に行くと、近所から 皆が避難してきていた。

停電であたりは 真っ暗で  遠くに見える 高台に避難している 人たちの光がぼんやりみえた。


あたりが 静まりかえっている中で

津波の 音だけが 
地響きの用に ゴォーーーーーーー!!!!ゴォーーーーーーーーー!!!
と、 うなり声をあげてるみたいに 響きわたってた。

その  音が 未だに 忘れられない。




あの日の 記憶。

刻まれたことが たくさんある。





地震の次は 津波。


それを もう一度 頭に 刻み込もう。


次は 津波だ。