一通りのチェック済ましたので撮影兼ねてぐるりテストコース回ってきました。

昨年5台も6台も仕入れたS2000です。乗り比べた結果

 

「これちょっとずるくない?」ぐらいのパフォーマンスでした。

 

エンジンは新品ブロックで制作。ピストンはAP1前期用で圧縮アップ

上がりすぎる圧縮をTODAガスケットで調整。厚いガスケットでずれたバルタイは

TODAプーリーでアジャストしなおしそこにTODA Aカム駆動。

 

「2.2はトルクはあるけど上回らない」と言われがちですがそんなフィーリングは皆無。レブ付近まできっちりついてきます。 制御はメインECU書き換えの現車合わせ。 すべての純正補正が生かされていて気難しさは皆無。

クラッチはspoon製 つながりはいたって普通。いわれなければ変わってることにも

気が付かないフィーリング。ほぼアイドリングみたいなとこから大げさな

レーシングもなくふっとつないで転がり出す車の軽さ。

 

今までの車も全車試乗してから再販していますが申し訳ないですが

これが今までで一番良く出来ているのはさすがのDEMO車。

 

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車の評価の絶対値、走行距離がまだ4万台のボディというのも大きいのですが

前後メンバー補強も相まってステアリングフィーリングがダンチに違います

そして車の軽さ。目で見える無限のボンネットやドライカーボンのウイングも

効いてますが大住氏によると見えない不要ハーネス類の間引き軽量等小さいことの

集大成というのでしょうか完全なレーシングカーとストリートチューニングカーの

間というのでしょうか乗りやすさの再現性はピカイチであります。

 

ダッシュ貫通の無限のロールケージも大きく影響されていると感じます。

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EXは少し珍しい左一本だし。音量 音圧 トルク感 抜け感すべてのバランスが

最良に感じます。 LSDはクスコ 低トルクですが効きのレスポンスは

ピーキーなS2000を前に進める最良ポイントにセットされています。

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サスペンションはお家芸エナペタル。

容量の取りにくいリアは別タンク仕様

ホームコース鈴鹿に合わせてのセットはさすがにワインディングでは少し跳ねが

出ますがそれはコースに併せてセッティングの甲斐が残されているように思えます。

ここから先の空力に関してはクローズドコーススピード以上での体感になるでしょう

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ドライのVOLTEX スワンネック←なんか響きだけでも「一番いいやつください」

に聞こえなくもないですが(笑)サイズ感がギリギリ街中にいても許してもらえそうなイデタチであります。

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TYPE Sバンパー用のアンダーパネルもダウンフォース発生の源

なんだか売れなくてもいいような気がしてきたのは気のせいでしょうか?(笑)

いつもいいますAP2前期は走りに邪魔な電子制御のないリアルスポーツ車です。

アナログが故の腕試ししたくなってきませんか?