石こうボード2枚貼りの決め手は接着剤の〇〇〇です | LGS・石膏ボード・ケイカル板を施工続けて35年の内装下地工事店 年間5万㎡の天井・壁をつくる群馬県・株式会社中島内装のブログ
群馬県館林市で
”軽量鉄骨下事工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”など
【天井や壁】の内装建材を施工ています
㈱中島内装の中島です
とある物件でボードに穴ができたと
問い合わせがあって補修に行った話です
補修にいった物件は倉庫で
フォークリフトを運転している際に
壁にぶつかって穴ができたそうです
フォークリフトによる穴の補修は
結構ありますね
操縦する側も故意でやってないので
あまり言えないけど
注意して運転して欲しいものです
補修する壁は”防火区画壁”です
以前にお話しした倉庫では
必要不可欠な壁です
↑詳しくはコチラのブログで
仕上がりは”素地貼り”なので
丁寧に穴があいた部分の石こうボードを
剥がしていきます
ここの倉庫で採用されている
防火区画壁は石こうボードを
2枚重ね合わせている仕様でしたので
まずは1枚目を剥がしていきます
まわりの石こうボードに傷がつかないよう
慎重にやっていきます
↑石こうボードを剥がしている様子
無事に1枚目が剥がれました・・・が
ちょまてよ(;・∀・)
石こうボードを2枚重ねて貼る場合は
接着剤とピン(ステープル)を用いて
工事をしていきます
↑ステープル
接着剤は”酢酸ビニル系接着剤”を使います
わかりやすく言うと”木工用ボンド”です
その接着剤とステープルですが
石こうボード1枚当たりどのくらい
使うか施工マニュアルに載っています
↑某防火区画壁の施工マニュアルより引用
おそらくですが
上の写真から接着剤が塗られていたのは
下の写真で示しただけです
めっちゃ少ないです
この物件の壁の仕様では少なくとも・・・
写真に写っているくらい
接着剤を塗布(とふ)…塗らないとダメです
※他の壁の仕様では足りません
接着剤の塗布量の不足によって
石こうボードが落ちてくることがあるんです
実際にあった事例がコチラ↓
天井裏に貼ってあった石こうボードが
落下して天井のボードが剥がれた事例
↑天井裏の様子
これは弊社が工事した物件で
起きてしまった事案です・・・
恥ずかしい話ですが、本当の話です
関係している方々には迷惑をかけて
申し訳ない気持ちです
二度とこんな事案がでないよう
周知していかないと・・・と考えていたら
今回の壁の補修と話が被りました
いろんなことを考えているうちに
補修は完了しました↓
石こうボード2貼り貼りの決め手は
接着剤の”塗布量”です
しかしながら・・・
接着剤がどれくらい塗られているか
表面では決してわかりません
施工不良にならないように
周知し続けていくのが
私の役割だと改めて感じたところです
きょうはこのへんで・・・
ご覧いただきありがとうございます
これからも宜しくお願い致します