vol.436
群馬県館林市で内装工事をやっています
㈱中島内装の中島です
現在工事中の現場で
材料の搬入のお手伝いに
行ってきました
工事しているうちに
壁に”ヒビ”が入ってしまい
今のうちに是正しようと
監督さんからの提案で
急きょ始まったモノです
↑壁に入ったヒビ
ヒビといっても
コンクリートのヒビでは
ありません・・・
コンクリートのヒビだったら
建物自体やり直しですよ
これは石こうボード同士の
つなぎ目部分の処理が
うまくいかなかったものです
↑石こうボードのつなぎ目を処理した状態
シッカリと処理をしたのに…
嘆いていましたが
建物自体が地震などで揺れるモノ
パテなどでつなぎ目を処理をして
カンペキにヒビが入らないようにしても
なかなか難しいでしょうね^^;
そこで・・・壁にあえて”目地”を入れて
ひび割れを防ごうという流れになりました
↑伸縮目地を取り付けてたモノ
ただし・・・
”目地”をカンタンに取り付ける
訳にはいかないんです
なぜつけられないのか?
それは”耐火構造物”
すなわち”界壁”と呼ばれる
万が一火災が発生しても
避難を可能にさせる壁
をつくるルールに関連しています
界壁に関するブログはコチラ
”耐火構造壁”を施工するとき
”施工要領書”と呼ばれる
その壁をつくる説明書があります
↑とある耐火構造壁の施工要領書(指導書)
その施工要領書に”載っていない”
ことをやってしまうと
耐火構造壁として認められないんです
先ほどの”目地”入れるのが
カンタンじゃない答えだけど
目地を入れるために
”耐火構造壁”にスキマを入れるのは
一部を除いて”ダメです”
だって、スキマをあけて良いなんて
一切書かれてないし
実証実験で”耐火構造壁”として
性能が発揮されないと確認済みだしね
現場監督さんは今貼ってある
石こうボードに切れ目を入れて
目地を入れようとしていました
↑切れ目のイメージ
ちょうど耐火構造壁ということもあり
目地を入れてはダメ理由と
どうすればいいか提案をしたら
納得していただきました
シッカリとお話ししたことが
功を奏しましたね
現場監督さんは
すべての工事を見続けているけど
各々の工事分野のスペシャリスト
じゃないし、すべての知識を
持っているわけではありません
なにか勘違いしているな…
もっとやりやすい工法がある…
他業種と円滑に作業するには…
その工事分野だからこそ言えることって
ゼッタイにあります
しっかりとお話しすることにより
現場が求めている以上の仕上げを
お届けしていきますよ!
もう一度念のため・・・
”耐火構造壁”のすべてが
目地を入れてはダメではありません
なかには目地をいてれ良い
耐火構造壁もございますので
気になる方はご連絡を
お待ちしております
↑目地を入れても耐火構造壁の種類
きょうはこのへんで・・・
ご覧いただきありがとうございます
これからも宜しくお願い致します