耐火構造壁に目地を入れて良いの? | LGS・石膏ボード・ケイカル板を施工続けて35年の内装下地工事店 年間5万㎡の天井・壁をつくる群馬県・株式会社中島内装のブログ

LGS・石膏ボード・ケイカル板を施工続けて35年の内装下地工事店 年間5万㎡の天井・壁をつくる群馬県・株式会社中島内装のブログ

1級技能検定合格者を有する専属職人が年間およそ50000㎡以上の天井・壁をつくっています 先代より創業35年の信頼と実績で内装下地工事を中島内装2代目社長が解説するブログ

vol.436

 

群馬県館林市で内装工事をやっています 

㈱中島内装の中島です

 

 
現在工事中の現場で
材料の搬入のお手伝いに
行ってきました
 
 
工事しているうちに
壁に”ヒビ”が入ってしまい
今のうちに是正しようと
監督さんからの提案で
急きょ始まったモノです
↑壁に入ったヒビ
 
ヒビといっても
コンクリートのヒビでは
ありません・・・
 
コンクリートのヒビだったら
建物自体やり直しですよ滝汗
 
 
これは石こうボード同士の
つなぎ目部分の処理が
うまくいかなかったものです
石こうボード つなぎ目処理 パテ処理
↑石こうボードのつなぎ目を処理した状態
 
シッカリと処理をしたのに…
嘆いていましたが
 
建物自体が地震などで揺れるモノ
パテなどでつなぎ目を処理をして
カンペキにヒビが入らないようにしても
なかなか難しいでしょうね^^;
 
 
そこで・・・壁にあえて”目地”を入れて
ひび割れを防ごうという流れになりました
↑伸縮目地を取り付けてたモノ
 
ただし・・・
 
”目地”をカンタンに取り付ける
訳にはいかないんです
 
 
なぜつけられないのか?
 
それは”耐火構造物”
すなわち”界壁”と呼ばれる
万が一火災が発生しても
避難を可能にさせる壁
をつくるルールに関連しています
 
界壁に関するブログはコチラ
 
”耐火構造壁”を施工するとき
”施工要領書”と呼ばれる
その壁をつくる説明書があります
 
↑とある耐火構造壁の施工要領書(指導書)
 
その施工要領書に”載っていない”
ことをやってしまうと
耐火構造壁として認められないんです
 
 
先ほどの”目地”入れるのが
カンタンじゃない答えだけど
 
 
目地を入れるために
5ミリ~10ミリ程度スキマをつくります
↑入隅の目地を入れる前の様子
 
 
”耐火構造壁”にスキマを入れるのは
一部を除いて”ダメです”
 
 
だって、スキマをあけて良いなんて
一切書かれてないし
実証実験で”耐火構造壁”として
性能が発揮されないと確認済みだしね真顔
 
 
現場監督さんは今貼ってある
石こうボードに切れ目を入れて
目地を入れようとしていました
↑切れ目のイメージ
 
ちょうど耐火構造壁ということもあり
目地を入れてはダメ理由と
どうすればいいか提案をしたら
納得していただきました
 
 
シッカリとお話ししたことが
功を奏しましたね
 
 
現場監督さんは
すべての工事を見続けているけど
各々の工事分野のスペシャリスト
じゃないし、すべての知識を
持っているわけではありません
 
 
なにか勘違いしているな…
もっとやりやすい工法がある…
他業種と円滑に作業するには…
 
 
その工事分野だからこそ言えることって
ゼッタイにあります
 
 
しっかりとお話しすることにより
現場が求めている以上の仕上げを
お届けしていきますよ!
 
 
もう一度念のため・・・
”耐火構造壁”のすべてが
目地を入れてはダメではありません
 
 
なかには目地をいてれ良い
耐火構造壁もございますので
 
気になる方はご連絡を
お待ちしておりますニコニコ
↑目地を入れても耐火構造壁の種類
 
 
 

きょうはこのへんで・・・

 

ご覧いただきありがとうございます

 

 

 

これからも宜しくお願い致します

 

 

お問い合わせ

メールは24時間いつでもOK‼

メールでのお問合せはコチラ

 

コチラも興味あったら見てください   

Instagramアカウントはコチラ

 

にほんブログ村 住まいブログ リフォーム(業者)へにほんブログ村 住まいブログ 建築工事現場へにほんブログ村 住まいブログ 内装・クロス・床へ

にほんブログ村

 

株式会社中島内装 代表  中島 隆男

群馬県館林市近藤町781-3

tel0276-73-9321