vol.400
群馬県館林市で内装工事をやっています
㈱中島内装の中島です
前回のブログにて
”硬質石こうボード”の商品名について
お話ししました
吉野石膏さんが販売している
硬質石こうボード
スーパーハードと
スーパー<ハイパー
なんだけど
製品のスペックからすると
スーパー>ハイパー
になってしまう
メッセージで
”ややこしい”とツッコミを頂きました
まぁそうでしょうね
実際に作業している方でさえ
ややこしくて勘違いするのが
結構いるんですよね
勘違いするわけだから
経験が浅い現場監督さんやら
設計者さんが間違えても当然です
本来なら使う建材を熟知したうえで
打ち合わせやら段取りをさせるべき
なんだけど
性能を周知していない我々も
責任があるのもわかってます
今回はこれらの性能の違いを
改めて確認しようと思います
コレを読めば
硬質石こうボードマスターになれるかも⁈
スーパーハードとハイパーハード
大きな違いは”防水性”と”重さ”です
ちょっと前に少しだけ
防水性のことをお話ししていたのを
覚えているでしょうか
↑詳しくはコチラにちょこっと載せてあります
覚えているアナタは私のマニア?
吉野石膏さんの硬質石こうボード
”スーパーハード”には
”防水性”があります
↑吉野石膏HPより
硬さと防水性能があるので
普通の”シージング石こうボード”の
代替品として使われる場合があります
↑シージング石こうボードの説明吉野石膏HPより
シージング石こうボードの9.5㎜厚には
”不燃材料”がありません
内装制限を担保するため
スーパーハードを使う場合があります
内装制限についてのお話しはコチラ
そうそう・・・
”防水性”とうたってますが
普通の石こうボードに比べて
水が吸収しにくいだけであり
カビが発生する可能性は
ありますのでご注意ください
↑シージング石こうボードに付着したカビ
詳しくはコチラのブログで
大きな違いのもう一つの
キーワードである”重さ”
前回のブログで話した通り
ハイパーハードはスーパーハードを
”軽量化”したものです
↑スーパーハードとハイパーハードの重さの比較
”軽量化”した結果として
”防水性”がなくなってしまった
と言うべきでしょうかね
”建材が軽くなったけど
硬質石こうボードとしては大丈夫?”と
よく問い合わせがあります
問題ありません
どちらとも”普通硬質石こうボード”の
JIS規格基準をクリアしています
なので、壁をできるだけ壊したくない
と思っている部屋には
スーパーハードとハイパーハード
どちらでも使うことが可能です
↑一般の壁に硬質石こうボードを施工したとある廊下
ただし・・・ある部分においては
代替品として使うことができないんです
それはね・・・
今話すと更にややこしくなるので
続きはまた明日お話しします
きょうはこのへんで・・・
ご覧いただきありがとうございます
これからも宜しくお願い致します