野田佳彦元総理が立憲民主党代表選挙に立候補することを正式に表明されました。
私は立憲民主党代表選挙において、野田佳彦元総理を支持し推薦人にもなります。
5年前、私は野田佳彦元総理と
衆議院会派「社会保障を立て直す国民会議」を
立ち上げ、医療制度改革を進める議員連盟(家庭医議連)の会長も務めて頂くなど、政治・政策活動をともにしてきた経緯から野田佳彦元総理とは現在も公私にわたり、ご指導頂いている関係であります。
8月19日所属する直諫の会の主要役員(重徳和彦会長・中島克仁会長代行・青柳陽一郎幹事長・源馬謙太郎事務局長)とともに、野田佳彦元総理に面会し、直諫の会が8月2日に発表した国家ビジョン「インパクト立国」を説明し、意見交換しました。
野田元総理は予防医療への転換、かかりつけ医制度化(日本版家庭医制度)や、地方の一次産業の再興(農業、林業、水産業等)など我々の国家ビジョンに賛同し、ご自身が取り組む政治改革(議員定数削減・裏金の一掃・世襲禁止)等)への熱意を語られました。
次期総選挙は、自民党に失望した多くの国民の皆様に選択肢を示し、我々が政権党として選んでいただく受け皿とならなければなりません。
広がりと安定感のある政権党となる使命があるのです。
党の軸足を国民世論の中心に据えることで、立憲の偏ったイメージを刷新し、無党派層はもとよりこれまで自民を支持してきた方々をも巻き込むことが、総選挙の最大の戦略となります。
『安定と刷新』
政権奪取には、この2つの要素を兼ね備えたチームをつくらねばなりません。
言うまでもなく野田元総理は、政権運営や外交を担った国政トップの経験者であり、その政治信条や手腕は、自民党議員、支持層からも一目置かれるほどの方です。
ただ一方、自らの代表選出馬に関し「昔の名前で出ています、ではいけない」などと自重する発言もあり、党の刷新の必要性を述べておられます。
実際、先日の意見交換の中でも、ご自身が当選2回で国対委員長を務めたことなどを例に、政治には将来に向け若手登用が重要との考えを示されました。
自分の地位に固執するベテラン議員とは全く異なる感覚を持っておられます。
党や政府に多数のポストが用意されている与党とは異なり、野党のままでは若手登用は難しいことですが、野田さんと我々中堅若手がチームをつくり、『安定と刷新』をもって政権奪取し、『シン野田内閣』をつくりたい。
その思いを強く抱き、出馬要請を行いました。
『安倍元総理・追悼演説』
「勝ちっぱなしはないでしょう、安倍さん。」
「『再チャレンジ』という言葉で、たとえ失敗しても何度でもやり直せる社会を提唱したあなたは、その言葉を自ら実践してみせました。ここに、あなたの政治家としての真骨頂があった。」
追悼演説における安倍元総理に向けたこの一節を、野田佳彦元総理に託したい。
両者の熾烈な対決から十余年を経た今、この国の再生に向けて再びチャレンジする野田佳彦元総理を全力で支える決意に至りました。
人口構造、社会構造が大きく変化し、厳しい時代を迎えた我が国。
どん底からはい上がる姿勢が日本の未来を切り拓き、また私の政治家としての目標である「日本版家庭医制度創設」実現にするリーダーとして最適の方であると確信をし野田佳彦元総理が立憲民主党代表となるために全力を尽くします。