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五輪いいすね~ 羽生やったね。

脚光を浴びる花形のフィギュアスケートやスキージャンプの影で、普段は殆どテレビで放映される事も無い競技を見る事が出来るのもオリンピックの醍醐味でもあります。

女子スケルトン
すごい競技でした。TVでは、超高速ですっ飛んでいく選手を何台ものカメラが追いますが、肉眼では殆ど見えないだろうし、現場で見ている観客は一体何を見ているのか不思議です。 ゴールし終えた選手達の消耗ぶりが余りに激しく、その瞬間に妙に胸がドキドキしました。 スケルトン好きかも。

カーリング
ストーンを投げた選手がブラシ?を持った選手に指示を送っている様ですが、よく聞くと日本選手も英語らしき言語を使っている様な... 日本人が日本人とコミュニケーションを取るのに何故英語? しかも対戦相手は英語ネイティブのカナダ。

「...日本語で言えよ。」

と思うのは私だけ? カーリングにルールブック的な物があるとしたら「 掛ケ声ハ English only 」 とでも書いてあるのでしょうか。 スポーツには謎が多く、興味は尽きません。
インターネット上、特に「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」に代表されるサイト上では、常に新しい語彙が生まれています。 あいさつ代わりの「乙」などは説明不要になりつつありますが(?)、「わこつ」や「88888888」などサイトユーザー間だけでしか通じないような珍妙なネット用語(?)もあります。 外国にも同じようなネット用語は存在していますが、微妙なユーモラスさやくだらなさ加減はどうしても伝わらず、これらの表現が含むメッセージを損なわずに忠実に翻訳することは至難の業です。

一方、ネット上のニュース記事や論評等、ごく真面目なサイトの文章に、上記のネット語彙の様な派手さはないけれど地味に新しい言語表現が現れ始めており、翻訳に携わる者としては気になって仕方がありません。

『 リスクを取る 』
ご存知、英語ではごく普通の表現「take a risk」の直訳です。 Riskとは危害(Danger)を生じる可能性の事で危害そのものの事ではありません(そんな事分かってる?)。 「リスクを冒す」が勿論普通の表現ですが「リスクを取る」と表現された文章を見かけるようになりました。 「リスクを冒す」には過失のイメージが含まれるのに対し「リスクを取る」は過失でなく意図的である事が明確という点でニュアンスの違いが有ります。 よって「リスクを取る」という表現には存在意義があると言えなくはありません。

『 違いを作る 』
英語表現「make a difference」の直訳です。 これまでは海外からの記事の和訳などに紛れ込んでいるのを見かける事はありましたが、前後の文脈より明らかに誤訳の様に見えました。 「リスクを取る」「違いを作る」、いずれも、簡易だけれど万能ではないネット翻訳が普及し、広く使用された事により、多く発生したのではないかと推測します。 しかし、最近はニュース記事の大見出しに、「プレミア仕様に生まれ変わったKAGAWAが違いを作る」(勿論、英国サッカー プレミアリーグ マンチェスターユナイテッド所属の香川真司選手の事)等と実に威風堂々と出現したり、英文記事の和訳ではなく日本人ライターが母国語の日本語で書いた記事にまで現れたりしています。

雑誌や本などの出版物は、検閲が実施されていると見え、まだまだお目にかかることは少ないですが、ネット上、特にスポーツ関連の記事では頻繁に見かけるようになり、徐々に違和感が無くなりつつある様に感じます。 単に私がこの表現に慣れつつあるだけかもしれませんが、これまで日本のムラ社会で悪とされてきた「他人との違い」が、逆に良い事であると自然に捉えられる様に社会の風潮自体が変わってきたのかも知れません。