最近人から・・・・
「なんで展覧会に出展するの?」
と聞かれました。
その人は自分の生活を本当に心配してくれていて、高い出品料を払ってまでなぜ出すのか?疑問に思ったのと同時にすごく心配になり聞いてきました。
多くの人が門下のため、会のため、技術向上のためなどいろんな理由があって出展するのでしょう。もちろん自分のそういった理由がないわけではないです。
しかし一番の理由は・・・・
おもしろいからです。
自分が大好きな書風の作品が沢山展示されていて、その中に自分の作品があり、自分がかっこいいと感じた作品と自分の作品の違いはなんなのか?自分がかっこいいと感じた作品はどのような技術で書かれているのか?など考えて自分の作品の参考にしたりするのが面白いからです。
楽しくてしょうがない!!!
作品を書くのはおもしろいのです。
しかし、見に行くだけではだめなんです。
自分もそこで勝負して、成長したいからなんです。
お仕事だけでは味わうことのできない感覚であり、成長なのです。
だから展覧会に決して安くはない出品料を払ってでも出展するのです。
その価値があるから出展するし、価値がないならタダでも出展しません。
最近、自分もある程度成長したのか、退化したのか?わかりませんが・・・だいぶ感覚や発言、行動が鋭利ではなくなった気がします。
書道の仕事し始めた時の殺意に満ち溢れていたころの自分とはだいぶ違ってしまっています。
良くない意味で年齢を重ねてしまいました。
昔の感覚を取り戻し、5年後・10年後も今よりも鋭利で緊張感のある自分でいたいと思います。
10年前になりたかった書道家になるためにもっと研鑽を重ね、感覚は初心忘れるべからずで常に初期衝動で動く。
しっかりします!!!!!!!!!!!!!!!!!!